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運動に抵抗感をもつあなたへ:4〜自分の身体の現状を知る(4)

朝野裕一

今日はバランス機能です。

バランス能力には、もうご承知かもしれませんが二通りあります。

一つが、

静的なバランス能力。

ある一定の姿勢を安定して保ち続けられる能力です。

もう一つが、

動的なバランス能力。

動いている状態である姿勢を時には一定に、ある時には変化させながら

安定して持続させられる能力です。

なんらかの目的動作を安定して遂行し続けられる能力、

と言ってもいいでしょう。

さて、

どうやったらこのバランス能力を試して測ることができるでしょう。

最も簡単なのが、

片足立ちバランス保持テストです。

これは静的なバランス能力を測るテストです。

腰に手を当てて(両手をバランス機能に使わせずに測るため)、

片方の脚を持ち上げた状態のまま、その姿勢をどのくらいの時間保持

できるかを試します。あげた脚が地面についた時点で終了です。

もう一つの動的バランス能力はどうやったら簡単に知ることができる

でしょうか?

上に書いてあるような、立ったまま靴下を安定してすぐに履けるか?は

最も簡単な動的バランス能力だと思います。

他には、不安定なところに立って両腕を走るときのように振るとか、

平均台のような狭い不安定になりやすい場所で、歩くなども含まれる

と思います。

以前ご紹介したスラックラインなどで試すのも、遊びながらできる

動的バランス能力を知り鍛える方法なので、いいかもしれません。

静的、動的バランス能力に共通して大事な要素は、身体の中心部分

(コアとも言われています)の働きです。

中心部分が安定して初めて、姿勢を維持したり安定した動きをすること

ができます。

何故なら、中心部分に重心が位置するからです。

動くということはこの重心をいかに動かすかということです。

ここでいう身体の中心部分=コアとは、体幹と骨盤帯(股関節を含む)

肩甲帯(肩関節と肩甲骨)を含むものとします。

どうもバランスが良くないなぁと感じるあなたには、このコアの出力=

筋力を鍛えることが必要になってきます。

バランス能力に必要なもう一つ大事な要素が、身体の柔軟性です。

硬い身体では、一旦バランスを崩すとバタン!と丸太が倒れるような

感じで倒れこむ可能性が増えます。

何故ならば、重心の位置を調整して元に戻すなどの動きが、硬い身体

では行えないからです。

身体の可動域と可動性を利用して、重心の位置をコントロールすること

ができれば、簡単に転ばずに安定を保つあるいは戻すことが可能です。

やっぱり!?まずは身体の可動域、そしてそれを自由にコントロール

できる可動性が大事なことが、ここでもわかると思います。

さぁ、あなたのバランス能力は果たしてどうでしょうか?

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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