• 朝野裕一

“力”について考えてみました

今朝新聞を見ると、「ブラックホール撮影成功」の見出し文字が、

目に入りました。

ブラックホールって見ることができるんだ!

でもどうやって?という驚きと疑問が同時に湧きました。

記事を読んで見ると、どうやら世界各地にある電波望遠鏡を一つの

大きな仮想望遠鏡として組み合わせたとか、

概念的にはなんとなくわかりますが、実際どうやってまでは素人には

とても理解できません。

「超長基線電波干渉計(VLBI)」となるとさっぱりなにがなにやら?

でもとにかく、

ブラックホールが視覚化されたことの意義は大きいようで、それとて

素人にはよくわからないのですが、見えることは分析にはとても有効

ということなんだなぁ、と改めて感じるばかりです。

ブラックホールとは重力が極限的に大きな天体、ということは知って

いましたが、なかなかイメージしづらいことも確か。

こうやって視覚化されると、なるほどこの穴の中へ強い重力によって

吸い込まれて行くんだなぁと、イメージすることができます。

そこで考えるのが重力という“力”のことです。

地球上では 1G という力が全ての物体(人の身体も含みます)に働いて

とても大きな力のイメージですけれども、実は物理学的には他の力、

例えば電磁気力とか核力に比べてはとても小さな力だということです。

これも我々人間の身体がじかに感じることのできる重力のイメージから

すると、あるいは天文学などで天体が動く引力などのイメージからする

と、弱い力というのがピンとこない感じです。

実際、他の力と比べて非常に弱い力ゆえに、宇宙の現象を統一的な理論

で証明することが(あのアインシュタインでさえ断念したという)でき

ませんでした。

どうにも、

他の力と同じ土俵で語ることができなくなってしまうようです。

重力がとても弱い力(まぁ相対的な意味なんですが)ならば、それに

ある時は逆らって生きている我々人類の筋力などは、もっとちっぽけな

ものに思えてきます。

物理的な“力”としては、その通りなのでしょう。

しかし、

身体を動かすという意味では、一番のエンジンでもあります。

駆動力、起動力です。

身体においては、

別に体力という言葉もあります。

これも広い意味での機動力です。

どちらもヒトにおいては大事な“力”ですね。

一方で全く別の文脈でも“力”は使われます。

例えば、権力。

それに付随して、政治力やら調整力、組織力など色々な意味で“力”と

いう言葉は使われています。

人間力とか魔力なんていう言葉もありますね

いずれも、

人が人に対して行使する目に見えない“力”と言えるでしょう。

“力”自体には善悪がない、という意味ではどれもその概念に当てはまる

と思います。

ある物体や事象または意図などが、対象に向けて行使されるのが“力”

と解釈できます。

物理の法則を適用すると、それだけでは終わらず、必ず作用・反作用の

法則で、対象とされたものから反対の“力”が返ってきます。

これ自体にも良い・悪いの意味はなく、ただそういうことが自然と起こ

る・生じるということでしょう。

そう考えると、とても役立つ事実ではあります。

(無理な)力の行使には必ず反発力が働く、人間の社会においてもよく

あることですね。

ヒトの身体の動きに転じてみても、力を発生させればそのエネルギーは

必ずどこかに行使され、反対の力となって返ってきたり、他のエネルギ

ーに転換されるわけです。

そんなことを考えながら筋トレをしてみてもいいかもしれませんね。

自分が行使した“力”がどう作用して、どこから返されてくるのか?

どのくらい別のエネルギーに転換してしまうのか?などと考えてみる。

大げさに言えば、筋トレを哲学する感じです。

ブラックホールに話を戻すと、

底なしの沼に引きずり込まれるイメージが湧いてきて、恐怖を覚える

こともあります。

これは、

私の想像力(これも“力”だ!)が足りないのかもしれません。

でも、

このとてつもない“力”がどう空間や時間を歪めているのだろうか?と

考えてみると、興味が尽きないことも確かです。

そんな“力”についての感想でした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。