• 朝野裕一

ポーズを決めて心持ちを変える〜連休明けに向けて

長い連休も気がついたら後1日とちょっとしかありません。

毎年訪れる五月病が今年は特に心配されているようです。

なぜなら10連休でしたので、休みが長ければ長いほど仕事や学業などに

復帰するのに、腰が重たくなるのもよくわかります。

人は気分が重たくなったり憂鬱になったりすると、身体の姿勢や動きに

その影響が出てきます。

哲学では昔から(デカルトが形式化した)心身二元論が説かれていて、

心と身体は別物という考え方があります。

一方で、

心身一元論も昔から存在しており、議論の分かれるところとなって

います。

そもそも、心とは何を指し、どこに存在しているのか?これも古くから

議論となっています。

今はその議論は置いておくとして、

生理学や(認知)心理学的な研究から、心と身体は互いに影響を及ぼし

合っている、という証拠があることがわかっています。

難しい論文などを読まなくても、憂鬱で気分が晴れないと自然と姿勢が

丸まってしまう、ということを誰しも見たり経験したりしていると

思います。

逆に晴れ晴れとした気分の時は、自然と身体が開き伸ばされる姿勢を

とることが多いでしょう。

思わずジャンプしてしまうかもしれません。

そして、

気分に姿勢が影響を及ぼすだけではなく、その反対に姿勢や動きなどが

気分や心、意識に影響を与える ことも報告されています。

前向きな気分を引き起こす姿勢、ポーズは、“パワー・ポーズ”と呼ぶ

そうです。

長い休暇から、明けの仕事や勉強に嫌だなぁと思ったり、憂鬱なことが

思い起こされたりした時は、

その思いを無理やり打ち消そうとするよりも、もっと簡単にできること

として、立っている(座っている)姿勢をちょっと変えてみることを

お勧めします。

姿勢や動きはポジティブ・モードのパワー・ポーズだけではなく、

何かに思わず集中している時やリラックスして創造的なことがはかどる

時の姿勢などもあり、それは人によってそれぞれ異なると思いますが、

そんなポーズ、姿勢を思い起こして再現するのも、

いいのではないでしょうか。

明後日から始まる連休明けもすんなり意識しすぎずに過ごせるための

ワンポイント・アドバイスでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

※参考図書:「スタンフォードスタンフォードの心理学講義 人生が

うまくいくシンプルなルール」ケリー・マクゴニガル・著、日経BP社、

2016.