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執筆者の写真朝野裕一

面で動く

面で動く、なんのこと?

人の動きを、それが行われる面で考えてみようというお話です。

人は3次元空間で動いています。

3つの次元をそれぞれ、矢状面・前額面・水平面として分けてみます。

矢状面とは、ちょうど真横から見た姿を思い浮かべてください。

そうですね例えばスクワットをしている時、横から見ると身体が上下

して動いて見えます。その面が矢状面です。

こんな感じです↓

相変わらずあまり上手な絵でないことをお詫びします。

要は、

真横から見る動きが矢状面上での動き。

真正面からだと前額面

真上からだと水平面

とうことです。

さて、

私たちが日常生活場面で動く面はどの面が多いでしょう?

もちろん3次元空間上を動くので、実はどの面でも動いているのですが

主に動く面ってどの面でしょうか?

という質問です。

人は身体の正面で色々な作業を行うと以前も書きました。

ということは・・・

前額面(正面)?

確かに前額面上で立ったり座ったりの姿勢で何かを行います。

しかしその時に腕の動く面は実は矢状面上が多いのではないでしょうか

腕を前に出すのは矢状面上の動き。

腕を横に広げるのが前額面上の動き

腕を前後に動かすのが水平面上での動きです、少しややこしいですが

こんな感じです↓

多くの作業が腕を上下に動かす矢状面上での動き、もちろん横にも前後

にも動かしますが、主たる動きは矢状面で行われる、と考えてもいいの

ではないかと思います。

腕はまだ自由に、ある程度広い範囲を動くのでどの面でも動きますが、

身体全体=体幹はどうでしょう?

詳しくは、

明日その点についても考えてみますが、多くは矢状面上での身体の動き

すなわち、

身体を前後に曲げる、前屈・後屈と呼ばれる動きが主ではないかと

思っています。

ということは、

私たちは3次元上の空間で動いているのですが、実は限られた面しか

使っていないのではないか?という疑問が湧いてきます。

その点について明日考えてみたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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