top of page
執筆者の写真朝野裕一

軽やかに歩くのに必要な条件:その3.身体の可動性

今日は軽やかに歩くために必要な歩き方に関わる身体の可動性について

お話ししたいと思います。

いつまでも軽やかに歩き続けるために」で一度述べましたが、ここで

もう一度振り返ってみたいと思います。

一昨日書いたように、歩き方で一番気にかけるとしたら、まずは歩幅

からです。歩幅がとても大事な要素になります。

その歩幅は脚の振り出し幅ですので、大きく前に足を振り出すには、

いくつかの条件が必要となります。

昨日書いた一つが、身体の捻転の度合いです。

つまり、

上半身と下半身の捻れの可動域・可動性が確保されていることです。

そのほかに可動域・可動性が必要な部位はどこでしょう?

一つが、

股関節の特に伸展(伸ばす方向)の可動域・可動性です。

一方の脚を大きく振り出すためには、反対側の股関節が伸びなければ

なりません。

もし股関節の伸展が制限されていると、その反対の脚を前に大きく出す

ことができません。

一方の脚が一番前に出た時、反対の股関節が最大限に伸展します。

個人差はありますが、概ね10〜15度と言われています。

(下図の一番左側の絵を参照)

脚は交互に出ますので、股関節が10〜15度は伸びる可動性を持っていな

いと、反対の脚が十分に振り出せないことになります。

もう一つが膝の伸びる角度です。

通常膝はまっすぐ(伸展角度でいうと0度になります)に伸びます。

上図の一番左側を見てください。

振り出した瞬間その脚のかかとが地面に着きます。その時膝が最大に

伸びています(伸展0度です)。

もし膝の伸展に制限があると、足が思ったほど前に行かなくなり、

結果として歩幅が狭まります。

さらに、

足首が硬くなると(上の図の真ん中の二つの絵をご覧ください)地面を

踏み込むこと(力と時間)が少なくなり、脚の振り出しの勢いが削がれ

る可能性があります。これも結果として歩幅に影響します。

まとめると、

身体の捻転・股関節の伸展・膝関節の伸展・足関節の可動域・可動性、

が歩幅を確保するために必要になってきます。

実は、

視点を少し変えると、まだまだ歩幅を決める要素はたくさんあります。

次回以降、

そのことと、実際どういう運動をすれば歩幅を確保できるのかについて

お話ししていこうと思っています。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

閲覧数:10回0件のコメント
bottom of page