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  • 執筆者の写真朝野裕一

運動科楽塾開講に向けて〜運動に興味を持つために

いま、「運動科楽塾」なるものを開こうと思っています。

思っているのはだいぶん前からなのですが、そしてこの夏から実際に

開く予定だったのですが、

個人的な理由で遅れており、

この秋までにはなんとか開講を目指しています。

そこでいっそのこと、

その準備や背景となる考え方などをこの場で示しながら、一緒に考えて

いけたらと勝手に思っているところです。

そもそも何を目指しているのか?

多くの方が運動の必要性を実感しつつも、実際の生活の中で積極的に

運動を取り入れる、習慣づけるまでには至っていないのではないで

しょうか?

その理由の一つというか大きな原因に、運動の仕組み自体まで関心を

持つことができなかったり、人の身体が動くことに興味を持つ機会を

失っているのではないか?

というのがあります。

あくまで私が抱いている仮説ですが、少なからず実際に運動を指導など

している場面に出くわすとき、動きの仕組みを知ってもらったり、その

目的をわかりやすく説明すると、ある程度の反応をもらうことが多い

と感じます。

その反応とは、納得感です。

なんのためにどうやってこの運動をしたらいいのか?その疑問が解消

されないまま、運動に関する情報は日々更新されていきます。

ちょっと考えて自分の身体の動きの特徴や目指すところなどを時間が

ないままに日々が過ぎていきます。

そういう状況を変えていくためには、少し時間をかけてでも身体が動く

仕組み自体に興味を持ってもらうことが早道なのではないでしょうか。

つまり、

身体の動きに興味を持つことが、一見遠回りに思えるようですが、実は

一番日頃の運動習慣を支える基盤になるのではないか?と思っている

ということです。

また、

成長のどこかの時点で、運動に対する苦手意識を抱く人が多い、

とも感じています。

小学校や中学校での体育の授業がやだなぁ・苦手だなぁと感じる人は

少なくないでしょう。

このような運動に対する苦手意識はのちに(大人になっても)運動を、

その必要性と同時にハードルを高く感じてしまう要因として大きな

ものだと考えています。

私の考えでは、

運動自体が得意でなくても、運動に対する興味は持ち続けることが

できる、というものです。

人それぞれ得手不得手が必ずあるように、運動をすることが苦手で

あっても、運動を分析したり解釈したりすることは得意、という人が

いてもいいのではないでしょうか。

しかし、

実際は運動音痴と呼ばれていると、いつしか運動に対する興味を失って

しまうことの方が多いのではないか、そしてそれはとても勿体無いこと

だと思います。

運動をすることが得意でなくても、人は生きる上で何らかの動きを必ず

しているわけで、自分にあったレベルや興味の中でも、運動を面白く

解釈することが可能ではないか、と考えています。

運動に興味を抱くための色々なアプローチがあるかと思いますが、

理学療法士の私としての立場は、人が動くということはどういうこと

なのかを、様々な視点から見つめて多角的に運動を捉えるということ

を通じて、興味を持ってもらえないかというものです。

そのためのベースとしての運動科学、運動科楽を学んでいく場を設ける

ことが「運動科楽塾」開講の目的です。

きっと最初は誰一人興味を持つことがないかもしれません。

たとえ一人でも興味を持つ人がいれば、その人に向けて発信することを

目指したいと思っています。

そのための経緯や背景となる考え方をこの場で開示していきながら、

果たして人が動くということはどういうことなんだろう?ということに

ついて一緒に考えていくことができたら、まさに本望と思っています。

今後シリーズとしてこの場で提示していこうと思っていますので、

どうかよろしくお願いします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次回に。

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