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  • 執筆者の写真朝野裕一

動いた後に振り返ろう!

今日も秋晴れの気持ちのいい日でした@旭川市。

ちょっと暑いくらいの日中(25℃くらい)でしたが、今日はジョギング

ではなく、買い物ついでに3〜4kmウォーキングをしました。

〇〇ついでにというのは、

生活の中にトレーニング効果を入れ込む一つの簡単な方法ですね。

さて、

運動をするならば、やっておいた方がいいと思うこととして、

3つのことが重要だと考えています。それが、

動く前に考える→動きながら感じる→動いた後に振り返る

この順番の繰り返しです。

フィードフォワードとフィードバックの組み合わせです。

事前に動くイメージを抱いておき(フィードフォワード+イメージ

トレーニングの要素)、実際の運動時に感覚情報を動員してその情報を

フィードバックしながら動きを調整し、最後にその結果を検証して次の

イメージに生かす、かつ身体のケアもしておこうという考え方です。

今日はその中の「動いた後に振り返る」ことについてお話しします。

動いた後といっても色々です。

動いた直後の場合もあれば、動いたその日を振り返っておこうという

こともあります。

また、

動く感覚を振り返るだけではなく、身体のメインテナンスとして動いた

日にケアをすることも含まれます。

まずは、

動いた直後に動いた感覚が実際と事前のイメージとどう違っていたか、

動いているときに調整した結果はどうだったか(knowledge of resultと

言います)またはどれだけイメージと近かったかなどを即座に検証する

=振り返ることが大事です。

何に大事かというと、

運動を学習するすなわちその運動をより的確に行えるようになるために

です。

そのためには、あらかじめ動くイメージを抱いておき、それを行いなが

ら調整し、最後にその結果を振り返る必要があります。

もう一つは、

動きっぱなしではなく、動いた後に(直後の時もあれば1日の終わり;

お風呂に入った後とかを含みます)身体のケアを行うことです。

動きに使った関節や筋肉などを、ストレッチしたり冷やしたり(直後は

特に)温めたり(風呂などで)、ゆっくり動かしたりマッサージしたり

してケアを怠らないことです。

セルフケアあるいはメインテナンスですね。

そして、

行なった運動のクールダウンや次の運動への準備をしておくと、その後

動く時の質が改善されていくことが期待できます。

動きの質の改善とは?

イメージした動きを無駄なく、安全に安定して再現できる、

ということです。

もしかしたらそういう経験の蓄積が運動に対する苦手感や嫌悪感を和ら

げ、運動習慣につながる可能性もあります。

なにより、

動くことの感覚が徐々にではあれ、その人のレベルで研ぎ澄まされいき

安全で最適な動きを覚えていくことができると思います。

運動学習や運動制御(運動発達も)などをわかりやすく捉えれば、

動く前に考え、動きながら感じ取り、動いた後に振り返る、この連続が

原理・原則ではないかと考えています。

何度も言いますが、

この原則を日常誰でも行う動作から取り入れてみましょう。

歩いている時や、階段を登り降りする/している時、

椅子から立ち上がる/椅子に座る時、身体を振り返る時、ものを持ち上げ

る時、上にあるものを取る時、下のものを拾う時など

どんな時でもできます。

ことさらトレーニングを意識しなくても、自然と身体を動かす原則が

身についてくると思います。

明日からでも始めてみてください。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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