• 朝野裕一

身体運動を物理的な視点から見てみる〜重心について〜

重力の話から重心の移動の話になりました。

今日は物理的視点からもう一度ヒトの身体運動について解釈して

みようと思います。

地球上での1Gの重力は全ての物体にかかる力です。

そして、物にはその質量の中心点があり、それを質量中心と言います。

物体が釣り合う点のこと、と言っていいでしょう。

重力下ではこの質量中心を重心と呼んでいます。

宇宙空間では重力がかからないので質量中心です。

当然人の身体にも重心が存在しています。

存在しているというと何か物の中や人の身体中にあるように思うかも

しれませんが、必ずしもそうではありません。ん、どういうこと?

こんな場合はどうでしょうか?

間が空いているカタカナのコの字を下にしたような物体。

この物体の重心は果たしてどこに?

早速釣り合う場所を探してみましょう。糸で吊り下げて二箇所の交点を

探してみると・・・

そうです、なんと物体の中にはなく空間にあることになります。

ちょっとビックリ!

実はヒトの身体でも同じことがあり得るのです、えっ〜!?

今までヒトの場合は静止している状態を前提にしていました。

そして人が動くということは、重心が移動していくことでもあります。

ではこんな場合はどうでしょうか?

(★著作者:notsogoodphotography)

そうです、バク転中の重心は一体どこにあるのでしょうか?

実は身体の中にはありません。正確にいうと運動中、身体の外に重心が

存在する瞬間があります。

大体こんな感じでしょうか。

一瞬であれ、重心が身体の外にある時が存在します。

ヒトの身体運動を重心の位置という観点からのぞいてみましたが、

まだ他にも物理的視点にはいくつかあります。それはまた明日に。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。