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  • 執筆者の写真朝野裕一

動く前に考えよう!

3日前に「動きながら感じよう!」を書きました。

実はその前にやっておいたほうがいいことがあります。

それが今回のお話です。


動く前に考えること、すなわち考えてから動こうという趣旨です。

動きながら考えることは難しいです。運動以外の他のことならよく考え

ごとをしながら歩いたりできますが、運動そのものについて動きながら

考えると動きが止まってしまう、あるいはぎこちなくなってしまいます

ですから動いているときは感じるだけ。


でも、

動く前には、少し考えておくといいことがあります。

何を考えるかというと、

身体の姿勢と動くイメージです。


例を挙げてみましょう。

歩く前に姿勢が崩れていると動いている途中で気づいて修正はできます

が、何より動く前の姿勢を注意しておく方がズーッと簡単です。

姿勢を整えた上で歩き始める、ですね。


動きは動く前の初期条件に影響を受けます。ですから、できる限り動く

前の姿勢を正しく保っておく必要があります。


もう一つ例を挙げます。

目の前に2、3段の段差(階段)があるとしましょう。

そこをできるだけ素早く昇ってみようかなと思う(考える)とします。

あるいは、1段飛ばして飛び乗ってみようかな、と思うとします。

もしくは、逆に1段飛ばしでジャンプして降りてみようかな・・・


とにかく、

あらかじめそのイメージを一度頭に描いてみるのです。

その上で、

ちょっと今の状態では無理かも(昨日膝を痛くしたからなど)と思えば

やめた方がいいでしょう。


でも、

できそうだ、とイメージできたならそのイメージ通りにトライしてみる

やりながらイメージ通りにできているか感じ取る。

ということをしてみます。


そんな感じで、

何かをしようと運動を企画するときに、人はイメージを頭の中で描いて

おくと、実際に動いているときの感覚(動いているときに感じる)との

差分をあとで測ることができます。このことは次回にお話しします。


いずれにしても、

動く前になんとなく何も考えずに行うのではなく、意図して何か考え

企画してから実際の運動をしてみることをお勧めします。

そういう習慣をつけていくと、運動に対する見方、考え方、感じ方が

少し変わってくると思います。


セルフケア的に、運動マネージメントが自分で行えるというわけです。

まとめると、人が動くときにやっておいたほうがいいことは、

次のような流れになります。


何か動きを意図する→その運動を行う前にイメージする→実際にやって

みながら感じ取る→やった後に企画したイメージと実際の感覚を比較

してみる(振り返る)という順番になります。


次回は、

最後の「動いた後に振り返る」についてお話ししようと思います。

今日も読んでいただきありがとうございました。また明日。



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