身体操作知性2
2.身体操作知性
前回は、身体操作について書きました。
では、身体操作知性とはなにを指しているのでしょう。
知性というと、なにやら知能指数的な頭脳の明晰さや、
いわゆるインテリという言葉で表される知識の豊富さを
想像するかもしれません。
それがいったい身体運動や身体操作にどう関わっているのか?
この間サッカーのW杯が終わったばかりなので、
サッカーを例に話してみましょう。
あの選手は「サッカーIQ(アイキュー)」が
高いね、という言い方が最近されるようになった、
と思っています。
サッカーと知能指数を表すIQがどう関係するのか?
もちろんこれは一つの喩えとして使われています。
サッカーとはそもそもどんなスポーツなのか、
自分はどういう特徴を持つ選手なのか、
自分の所属するチームはどういう戦略を持って試合に臨んでいるのか、
試合場面においては、
どの位置にいれば/どの位置に現れればボールを受けられるのか、
受けたボールをどこに運ぶ/どの選手にパスをすれば
点数に結びつきやすいか、
あるいは点数を取られにくくするのか、
相手はどういう意図を持って向かってきているのか、
などなど
様々なことを考えながら、
実際の試合場面では瞬時に判断を下して、
行動を選択することになります。
ここから類推すると、上のような一連の思考の流れを示すには、
「知性」という言葉が最も適しているような気がします。
それを IQという言葉に変えて、
イメージを抱きやすく/何となく語呂が良い
ために使っているのだと思います。
サッカーの例で示しましたが、
このことは広く身体運動/身体操作についても
当てはまるのではないか?
そこであえて「身体操作知性」という言葉を使ってみたわけです。
では、身体操作に関する知性とはなんぞや?
これについて次回に書こうと思います
(身体操作における知性とは?と題して)。
今日もここまで読んでいただきありがとうございました。
では次回までごきげんよう。

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