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朝野裕一

四つの力って?!

自然界には四つの力があると言われています。

誰でも馴染み深いのが重力です。

ちょっと高いところから飛ぶと床/地面に向かって私たちの身体は落ちていきます。

まさに重力のなせる技!?強い力だなぁと身体は感じます。

でも、床/地面で我々は止まります。

だってそこに床/地面があるから???

当たり前のようですが、重力がもし非常に強い力であるならば、

私たちの身体は床/地面を突き抜けて地球の中心までめり込んでいくはず。

そんな大げさな、と思われるかもしれません。

しかし、身体が幸運にも床/地面で止まるのは、

実は電磁気力が圧倒的に重力より強いからです

(電磁気力が原子や分子を形作る力になっています)。

床/地面を形成している物質の電磁気力によって、まさに床は床として機能しています。

だから高層ビルディングの上でも床にデスクなど重いものをのせても床は抜けずにいる。

もちろん材質によってその強度は限られているので、

薄っぺらい板一枚で重いものを支えることはできません。

でも思った以上に重い書棚をおいても床が抜けないなと感じることもありませんか?

厳密に言えばそれは重力に対する構造と材質によりけりですが、

先ほどのお話は、重力が電磁気力に比べいかに弱い力なのかを

物理学的に分かりやすく示す時に例えられるお話です。

この二つの力以外にも他に、

原子核に関係する弱い力、強い力があって、

いずれも重力に比べて圧倒的に強い力です。

参照

昨日アインシュタインのお話をしましたが、

彼は理論的に時空間の歪み(ゆがみ)を示し、

そこに重力が関与していると指摘しました。

(参考図:Higstan.comより引用)

アインシュタインは最終的に宇宙の統一理論を打ち立てたいと思っていました。

そこで壁にぶち当たります。

重力が他の3つの力に比べて極端に小さい力だったからです。

(参考図:Higstan.comより引用)

地球に住む私たちにとっては、重力の力が身体には一番強く感じますが、

他の物理的な力に比べてあまりにも小さいとは何か不思議な気がします。

そして、アインシュタインもこの力の圧倒的な差のために、

統一された綺麗な式(単位が合わなさすぎるということでしょうかね)が立てられず、

生涯の課題を解決することはできませんでした。

科学の世界も奥深いですね。

今日も読んでいただきありがとうございました。

ごきげんよう。

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