• 朝野裕一

3人の連動性、女子スケート団体パシュートで金!!:上肢の三姉妹も連動性で・・・

開催前は自分のなかではあまり盛り上がっていなかった平昌の

冬季オリンピック。

見ているうちにどんどん熱が上がってきて、そして昨日の女子スケート

団体パシュートの優勝には本当に感激しましたー。

競技前に特集されていた番組「女子パシュート 世界最速の秘密」を

見ていたせいもあり、是非とも金メダルを取って欲しかった競技。

本当にコーチをはじめとした全スタッフと選手におめでとう!と

言いたい気持ちです。

個人のタイムだけをみれば、オランダの方が上にも関わらず、チーム

としての協働性と戦略・作戦そのためのトレーニングと、

全てが噛み合えば勝つことができることを証明しましたね。

見事な連動性のある滑りは、関節の連動性を想像させるものでした。

ここのところ連動した動きを特集していたので、時宜的にもバッチリ

合った感じです。

ということで、今日は上肢の三関節、肩・肘・手三姉妹のお話です。

上肢の中でも一番上の姉である肩(肩甲上腕)関節の作りと役割

については昨日お話ししました。

とても複雑な作りと肩甲上腕以外の関節やそれに近い構造との連携が

いかに大事かという話でした。

その肩甲上腕関節特に肩甲骨が土台となって、その先の肘関節や

手関節の動きを支えています。

過去のブログ「手を使う人」「手を挙げる人」などでも示しましたね

手を使うということは、肩甲骨を含む肩甲帯がまず何よりも重要で、

さらに肘関節でクレーンのアームのように手の位置を決めます。

その上で手首の関節=手関節でさらに微妙な位置決めをしつつ、

指の関節を細かく精緻に動かして、手の機能を果たすことができます。

器用な手指を動かすための土台や設定作りに肩・肘・手の三姉妹関節

が連動して働いているわけです。

肘関節は膝関節同様、曲げ伸ばしに主に働く関節です。

ここでもう一つ、大事な作りと役割を忘れていました。

それが、前腕と言われる部分の肘と手の間にある二つの骨、

橈骨と尺骨と言いますが、これもググって調べてみてください。

この二つの骨がうまい具合に捻(ねじ)れて手のひらが上下に向く

ようになっています。手のひらを返すという動きができます。

そのことで手の位置をさらに変化させて手指の微妙な・巧みな動きを

引き出すことができます。

ここにも従姉妹(いとこ)的存在がいましたね。

一番年下の妹(ここでは)である手関節は、曲げ伸ばしだけではなく

親指側と小指側それぞれに傾ける動きも持っています。

先ほどの手のひらを上下にする動きと合わせて、様々な位置に手の指を

持っていくことができます。

これら上肢の作りと役割に支えられてようやく指自体の微妙な動きの

練習が成り立っています。

そのことを今回はお知らせしたかったわけです。

手の動きを巧みにするには、手の指の動きを練習するだけでは足らず

土台となる肩関節やクレーンのアームのような肘関節、前腕の橈骨と

尺骨の動き、手関節自体の動きなど全てを整えなければなりません。

女子スケート団体パシュートのような見事な連動性こそ、手の動きを

成り立たせているんですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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