• 朝野裕一

スクワットは王様というより水先案内人?

毎週金曜日に配信されている、

Podcast番組「トーキング・エクササイズ」は、

お聴きになられてるでしょうか?

いつもの通り、その収録前に色々話し合ったりしているのですが、

昨日はここしばらく特集しているスクワット・エクササイズについて

少し深掘りした話をしていました。

キング・オブ・エクササイズ;エクササイズの王様;として知られる

スクワットですが、そのフォーム(格好)やスピード・回数など色々

条件を変えることで、得られる効果も違ってくるだろうという、

まぁ一見

当たり前のことなんですが、

これって結構簡単ではないなと、改めて気づかされます。

下肢の関節(股関節・膝関節・足関節)を総動員して行うという利点。

それらをタイミングよく動かして筋肉自体の力と速さ、連動性、

バランス能力などを鍛錬する、

どこでも誰でもできる比較的簡単なタスク(目的動作;物理的仕事)

様々な利点を有するスクワット。

しかし、

以上の条件を色々変えていくと、何が達成されていて、

何が達成されていないか?がよくわかります。

例えば、

できるだけ速く動作を遂行させていこうとすると、いろんなところに

ほころびが見えてきます。

膝を直角に近く曲げる位置(股関節も)で素早くやろうとすると、

特に股関節を深く曲げて伸ばすタイミングが合わなくなってきます。

なんとか伸ばそうとするのですが、段々と間に合わなくなり、

腰椎を曲げて代償したりそれに伴って骨盤の位置も変化してきます。

そして、

よく言われるような顎が上がってくる状態も明らかに見て取れます

(いずれ動画でお見せいたします)

ある物理的仕事;この場合は膝や股関節(足関節)の曲げ伸ばしによる

重心の上下動という仕事;を行うには、それを為す力が必要です。

さらに速く行うとなれば、速度の要素が加わり、力×速度=パワーの

要素をどう鍛えるのか?というお題に導かれます。

速度の要素は速筋と呼ばれる筋肉群が主に主要な働きをしますが、

これはとても疲れやすく長く行うことはできません。

なので、

素早くかつ回数を重ねていくと、速筋が疲労してきて最初よりは

思うような動きが再現しづらくなってきます。

今配信されているトーキング・エクササイズ 040版では、比較的

ゆっくりとした(2秒で動作を完結する;1秒で沈み1秒で元に戻る)

速度で行なっています。

それだと1,000回を優に超える回数ができそうです(実際はビデの容量

がなくなり約850回程度で終了になりましたが、被験者の木津氏は

余裕シャクシャクでした)。

しかし、

その倍速で行うと、何とかちょっきり500回まで行えましたが、

疲労度や困難さ(速さに合わせることが難しくなってくる)は

明らかに増していました。

まぁこれは極端な提示をあえてしているのですが、スクワットの方法

→どういう格好で行うのか

=どの角度までどの関節を曲げ伸ばしするのか?

どのくらいのスピードで行うのか?

どのくらいの回数を行うのか?

などについて、

しっかりと目的を持った方法で行う必要があるでしょう。

また、

スクワットをしてくださいと言ったとき、果たしてどのような形の

スクワットを行うか?は運動評価として有用かもしれません。

エクササイズ(の王様)というよりは/というだけではなく、

エクササイズの目的や効用、その人の運動特性や課題を教えてくれる

水先案内人(ナビゲーター)ではないか?と思いました。

もう少し整理していかなければなりませんが、その可能性を感じた

スクワット試行実験でした。

引き続き、「トーキング・エクササイズ」で特集していきますので、

そちらの方も是非ともお聴きになって下さい!

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。