- 朝野裕一
スクワット動作の速度と連動性:その三
今日もしつこく、スクワット動作の速度と連動性について比較を
観てみましょう。
まずは、これをご覧ください↓
時間軸を1秒間に動作を完結する速さに合わせています。
左が0.75秒間で完結する速度を若干スローに編集しています。
対して、右は1秒間完結をそのまま生時間で示しています。
左側は、最初から股関節を深く曲げて体幹を前傾する動きと、
それを元に戻す動きが間に合わなくなり、特に伸びる時に骨盤を前に
押し出しすようにして(股関節の随意的な伸ばし動作が間に合わない)
カラダ全体を伸ばそうとしているようです。
そのせいか首も最初から伸び、顎が上がった状態が著明ですね。
カラダ全体をできるだけ速く伸ばそうとするための連動ということも
できますが、
効率性を得るという以上に、仕方なく?要求されている負の連動性
と言えるのかもしれませんね。
次に、お見せするのは、
左が6秒で完結するスクワットの早回し編集版、
右は1秒完結そのままです↓
途中1秒完結の方が速度が一定しておらず、安定を崩すほどでは
ないにせよ、6秒完結よりは若干不安定に見えますね。
まぁ当たり前のごとく、できるだけ速く動作を行おうとすればどこかで
動きが間に合わなくなり、連動性が破綻するということです。
時間(速度)がその重要な因子の一つなんですね。
明日は、
もう一つの因子であろう、疲労について考えてみましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。