• 朝野裕一

学習と音楽と脳

ヒトが生まれてから身につけていく学習能力。

今日は、

それに関した二つの番組を観て面白いなと思ったことを書きます。

キー・ワードは音楽。

ヒトは生まれて周りの環境から得られる情報を、感覚器官を通して

受け取り、運動という形で周囲の環境へ働きかけという繰り返しで、

試行錯誤を行いながら、学習していきます。運動学習も同様です。

そこに、

音楽という要素が入ると、言語能力や数学的能力の発達が進むという

お話がありました。

中には、

ゴダーイ・メソドと言われる、歌を唄いながら身体の動きを三次元的に

加えて行うと、言語や数学的な能力の発達が促進されるということです

でもこれって、

昔から子どもの歌には振り付けが必ず伴っているという事実と重なり

ますね。特別な手法という前にそのエッセンスは昔から行われていた

と考えることもできます。

とにかく、音楽と身体の身振りと声を出して歌うというある意味共感覚

と言われているものを利用した教育と言えるのかもしれません。

複数の感覚を利用した作業(タスク)は、脳を刺激するのでしょう。

ちょっと違うかもしれませんが、認知症のアプローチにも

デュアル・タスクと言って、複数の作業を同時に行うことで、認知症を

予防する取り組みが取られています。

もう一つは、

ある適度なノイズ(騒音的な情報)を与えられると、ヒトはかえって

記憶能力を向上させるのではないか?というお話です。

確率共鳴という現象がその考え方の基盤にあります。

この確率共鳴という現象によって、ヒトはホワイトノイズという雑音下

で神経の刺激が増幅されて、行っている作業能力が向上するということ

です。ただし、この雑音の程度には幅があり、少なすぎても多すぎても

効果は期待できないということです

こういった学習能力に関する様々な知見は、運動学習にも十分に応用が

効くのではないか?と思いました。

考えてみれば、各地にあるご当地体操も音楽と身振り=運動要素を含ん

だもの、が合体したものばかりですよね。

できれば一緒に歌うのもいいのかもしれません。

音楽とリズムが自然とヒトのカラダを動かす、というだけではなく、

そのこと自体に脳を刺激する要素が詰まっているということを別の視点

から教えてもらった気がします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

(参考番組:モーガン・フリーマンが語る宇宙 S7 ディスカバリー・

チャンネル;BS世界のドキュメンタリー「学習能力のヒ・ミ・ツ」

NHK-BS(BBC制作、2017))