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朝野裕一

筋力についてもう一度しっかりと考えてみよう!:その2

昨日は、

筋肉の収縮の前提としての神経の活動、効果器としての筋肉の役割を

満たすための関節の状態などについてお話ししました。

今日は、

筋肉を太くする=筋肥大:筋繊維の についてお話しようと思います。

神経から筋肉への経路のどこのお話かを、まず確認してみましょう。

この間の図でいうと、

上の黄色に囲まれた部分を含む末梢神経から筋肉までのお話です→

神経細胞から筋繊維までの略図は下のようになっています。

※毎度下手くそな絵ですみませんが大体のイメージを摑んで頂ければと思います※

筋肉によっても異なりますが、一つの神経細胞がいくつかの筋繊維を支配しています→

一つの神経が支配するこの形を、一単位としたのがモーター・ユニット

(motor unit)と呼ばれています。

一つの神経が支配する筋繊維が多ければ多いほど、力を発生する効率が

良くなります。

一方で、

一つの神経が支配する筋繊維が少ないほど、発揮する力は小さい反面

細かい動きがしやすくなります。

例えば、

下肢の太ももの筋肉などは強い力を発揮できます。それは、一つの

神経細胞が支配する筋繊維が比較的多いからです。

逆に、

手指の筋肉などは細かい動きを要求されるため、一つの神経細胞が支配

する筋繊維は比較的少ないのです。

また、

一種類の筋肉全体を支配する神経細胞はたくさん存在していて、いくつものモーター・ユニットが一つの筋肉を支配してもいます→

このような神経(細胞)と筋肉(繊維)の関係を踏まえた上で、次回は筋肉を肥大させる効果についてもう少し筋生理学的な目線で見てみようと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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