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朝野裕一

生活のプロって?!:3(言い忘れていたこと)

ここまで2回にわたって、生活のプロになりましょう!と

提案してきました。

えっ?何それ・・・

まだ言い足りないことがあると感じています。

今回はその点についてもう少し続けてお話したいと思います。

そのお話をするにあたって、キー・ワードを挙げておきます。

・健康リテラシー

ナビゲーション・システム

・観客からプレイヤー

それぞれ説明していきましょう。

<健康リテラシー>

“リテラシー”という言葉をご存知でしょうか?知っている!という方は

まだリテラシーというレベルには至っていません。

知っている→分かる(理解する)→できる(知っていて理解している

もの・ことを現実に生かすことができる/行動に移せる)、これら全て

を含めてリテラシーと呼んでいます

健康リテラシーといえば、健康のためになるあるいは健康にとって有害

なことなどを知り、その理由を理解した上で、実生活にも生かしていく

例えば歩くことの効用を知り、なぜ良いかを理解し、実際に生活の中で

歩く時間(歩数)を確保する。

これが健康リテラシーの意味です。

生活のプロフェッショナルになるにはこのリテラシーが必要になります

またサッカーに例えれば、サッカーのルールを知り、なぜそういう

ルールなのかを理解し、実際の試合でそのルールを生かしてゲームに

参加するとうことになるでしょうか

<ナビゲーション・システム>

運動科楽舎という事業では、トレーナーでもコーチでもなく、

ナビゲーターという立場を取っています。すなわち、目的地に向けての

水先案内人の役割です。

そのためにはまず、目的地と現在地を知っていなければなりません。

その上で、どういう道筋を選ぶかを決める必要があります。

同じ目的地を目指すとしても、現在地=自分の身体・心理・経済・社会

などの状況によって途中の経路は違ってくると思います。

また、同じ現状(現在地)でも、行き先(目的)が違えば当然途中の

道筋は変わってきます。

個人個人によって異なる状況に対して、適切な道を選んで歩むことを

いつ休むかなども含めて、案内するのが役割だと思っています。

そのためには、

当人自身が現在地と目的地の認識と経路の選択方法をよく理解すること

が必要になってきます。

<観客からプレイヤーへ>

スポーツなどを観戦していると、

選手の見事なパフォーマンスなどを観て感動とか感心、拍手喝采などを

行う場面が必ずあると思います。

そして、そのパフォーマンスに至るまでの選手の努力や苦労などを共有

して感動をするわけですよね。

そこで

それ(あることを成し遂げるまでの準備や努力)を少しでも自分に当て

はめてみませんか?という提案をしてみたのが、生活のプロ宣言の主旨

です。

そうなると何が違うのか?

まるで自分もちょっとしたプロフェッショナル?という充実感というか

(自己)満足感というかを感じることがモチベーションに繋がるのでは

という意図もあります。

ただ言い忘れていたのが、そこにはある考え方のシフトが必要だ、

ということです。

発想の転換の元は何かと言えば、素晴らしいプロのパフォーマンスを

楽しむ単なる観客から、自分の生活に応用する自分ごととしての、

プレイヤー感覚です。

他人事の感心ではなく自分ゴトの実践です。

<まとめ>

ただ知るだけではないリテラシーを持って、ナビゲーションを利用し

(そのためには現状把握と目的が必要です)、プレイヤーとして、

プロの生活者のマインドを持ってモチベーションをキープする。

英語ばかりになってしまいましたが

この三つのキー・ワード(上の太字部分)を持って皆が自分ゴト

として楽しく健康に生活できることを目指して、ナビゲーションを

行なっていきたいと思っています。

(参考図書:「すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」

である。」牧田幸裕・著、ディスカバー・トゥエンティワン、2015.)

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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