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執筆者の写真朝野裕一

素早くも動きたい!

昨日、滑らかに動きたいと書きました。でもできれば、素早くも動き

たいなと感じることもありますね。

サッサ、サッサと身のこなしも軽く短時間に多くの仕事量(物理的な)

をこなす感じでしょうか。

もちろん、

そうするには身体の柔らかさ・しなやかさも必要になってきます。

滑らかに動くことと素早く動くことは矛盾しない条件だと思います。

とはいえ、

柔らかければ素早く動けるわけではなく、柔らかい条件のもと、

神経の作用を十分に利用して、素早く反応する必要があります。

筋肉の伸張反射を利用したり、素早く地面を押してその反動として、

床反力(地面反力)を利用して身体の向きを瞬時に変える、など

神経作用と物理的な力が必要です。

そのためには柔らかさ・しなやかさ・滑らかさだけではなく、体幹部分

を含むいわゆるコアの安定性が条件に加わります。

そうやって考えると、手足や身体を単に速く動かすことだけではなく、

その時の身体の重心の安定をいかに図るか?が大事になってきます。

結局、

可動性・柔軟性に始まり、神経作用としての筋出力、周りの環境として

の重力や床反力、そして静的・動的バランス能力とそれを支える

コア・マッスルの力。

それら全てが素早い動きに関連しているようです。

どこから始めても構いませんが、滑らかかつ素早く動こうとすれば

全て必要な要素です。

それができる能力を確保しておくことは、加齢に伴う様々な能力低下を

防ぐ方策としてとても大事な気がします。

柔らかく速い、はイチローさんや自動車の運転さらにはダンスなどにも

通ずる気持ちの良い感覚を思い起こさせてくれます。

できるだけ保っていきたいですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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