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朝野裕一

小さな習慣から始める

習慣についてここまでいろいろなことを考えて書いてきました。

そんな時ふと見つけた本を今日は紹介します。

「小さな習慣」(スティーヴン・ガイズ・著、ダイヤモンド社、2017)

ここでもコンフォート・ゾーン=楽にこなせる状態、が出てきます。

この本の著者は、日常にフィットネスの習慣を取り入れたくて通算10年

もの苦労をしても結局達成できなくて失望していたが、

ある日腕立て伏せを1回だけしてみようと決意して、それでもいろいろ

な抵抗感を感じつつ、やって見た所結果として目標とした30分の

トレーニングを最後まで行えた。

しかもその後も習慣づけることができた、というお話です。

どんなにやる気が起きなくても、

どんなに気が進まなくても、

できる程度の小さなことから始めることで、習慣づけが達成される。

その過程を述べた著です。以前のお話で脳をだますと書きましたが、

まさにその事が書かれていました。

意志を司る前頭前野と習慣をパターンとして保持する大脳基底核。

意志の力がモチベーションよりも重要で、その中心が前頭前野。

モチベーションは必要ですがあまり当てにならないとも言っています。

なかなか習慣を変えてくれない大脳基底核。それを騙してホンの小さな

習慣の変化から始めることが必要だと。脳をだますためにです。

また、小さな変化から始めることによって大きな意志力を要しない、

というメリットもあるようです。

実はまだこの本の半分までしか読んでいないのですが、今まで

提起してきた問題に合致する内容だったため、紹介した次第です。

昨日も楽しく日常生活を送れましたでしょうか?

今日もお越しいただきありがとうございます。ではまた明日。

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