top of page
  • 執筆者の写真朝野裕一

身体運動とエンターテインメント

ここまでしばらく子どもの身体運動についてお話ししてきましが、

ここでちょっと一息。

子どもの発達に合わせた身体運動の指導場面では、遊びの要素が必要と

書きました。遊びの中に身体運動の様々な要素が入り込んでいるから。

これはおとなでも同じことが言えると思います。楽しさが伴う運動とい

う意味で。何度も書いてきたように、身体運動に音楽を掛け合わせたり

、それを踊り(ダンス)という形で表現してみたり。

遊園地でジェットコースターやその他の遊具で遊んだ時の身体の非日常

的な感覚もそこに含まれるでしょう。バンジージャンプはたまた、スカ

イダイビングとかも?

★(著作者:Cristian Ştefănescu)

身体運動には何らかのワクワク感、ドキドキ感が必要というより元々、

その感覚が備わっているのではないかとも思います。腹の底から湧き出

てくるムズムズ感は、何らかの身体運動として現れてくるだろうと。

つまり、

エンターテインメントな要素が身体運動と融合して現れる場面は、

“運動の面白さ”という言葉で言い表せるのではないかと。

自分が身体の動きに面白さを感じてきた場面は、思えばそのようなエン

ターテインメントを介したヒトの動きから感じてきたものです。

ダンスありき、スポーツ(各種)ありき、“何でこんな動きができるの

だろう?すごいなぁ!”と。

そう考えると、格闘技とは正に身体運動を究極のエンターテインメント

として表現したものではないかと思います。

それを観ている方も思わずドキドキ、ワクワクしてくる。

この感覚を失ってしまう時、身体運動はただただしんどい、辛い行為に

なってしまうのかもしれません。

今はもう誰もしないかもしれませんが、昔流行ったチャンバラごっこ。

多少なりともどこでもやっただろうケンカにしても、身体運動のお勉強

になっていたことは確かでしょう。

でも、暴力を礼賛する気は全くありません。そうではなくえぇっと...

例えば、

ボクシングだって総合獲得技だってきちんとルールのある競技です。

相手に大きなダメージを与える危険性が大きいからこそ、厳密なルール

が存在します。レフェリーが止める場面はそのあとの選手生命を案じて

いるからこその判断です。

どのくらいの程度で殴ったらどうなるか?その程度を学ぶ機会の一つに

素手のケンカがあったのかなぁと思うだけです。チャンバラごっこも、

新聞紙を丸めて棒状にしたものでやってましたし。

話が逸れちゃいましたね。

エンターテインメントと身体運動とは相性がいい、ということが言いた

いかったわけです。

身体運動そのもののエンタメ性、あるいはアート性ということもできる

かもしれませんが、それをどう表現するか。

これが私自身の大きなテーマです。

10月以降、試行錯誤で動画なども駆使して、表現していきたいと思って

います。お楽しみに。今日も読んでいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょう。

付記)

ボクシングの井上尚弥選手、勝利おめでとうございます。

見事なアメリカでのデビュー戦。期待通りの圧倒的なパフォーマンスを

見せてくれました。

ローマン・ゴンザレス選手のKO負けはショッキングでした。

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page