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朝野裕一

身体運動を色んな目線で見てみたら

身体運動をいろいろな目線で見てみたらどうなるか?

まだまだ未整理ですが、実に様々な分野と考え方が関係していることが

分かるかと思います。

もう一度まとめてみましょう。

ヒトの身体が動くことに関する最も近い学問の一つに、生体工学が

あります。

また、身体の構造に関する解剖学と機能に関する生理学は切っても

切れない学問分野です。

さらには人類の進化に伴う様々な身体構造や機能の変化については、

進化生物学などの専門分野があり、

現人類の身体がどうして形造られ、それに伴う機能の進化はどこに

認められるのか?という疑問に答える分野と考えられます。

さらに、

身体運動を通じたスポーツや芸術など文化的側面 も興味深いものが

あります。コミュニケーションから始まり、表現としての身体運動

の様々な形態を知ることも、大変面白いことです。

これらを総覧的に表すと↓

こんな感じになります。

まとまっているのか?と問われれば、そうとは言えませんが、

関係する分野をできるだけ 挙げるとこんな風になるかなと思います。

真ん中にある5つの項目(要素)は、身体運動を行うあるいは評価す

るにあたって必要な部分です。

可動域/可動性、筋出力/筋収縮、アライメント/姿勢、床反力/慣性力、

重心の位置/支持基底面などです。

もう一つ実際的に重要なのが、筋収縮を導く神経の働きでしょう。

筋トレ=神経のトレーニング、人によっては脳トレという言葉で筋トレ

を説明していることもあるくらいです。それくらい、筋収縮のトレー

ニングは、神経の働きを活性化させるということになります。

さらには、環境の影響を考慮して、トレーニングを考える必要も

あるでしょうし、バランス能力を動的・静的さらには空間的に捉えて、

身体運動の練習(試行)をしていくことも重要でしょう。

そして、

今やコンピュータ・サイエンスや工学との連携が、あらゆる身体活動

分野に必要・有用になっています。

このような考え方をベースに、現実的に与えられた環境のなかで、

いかに効率的にというか最適(現実に即した継続的な実施を想定)

な状態で、健康のための・生活をたやすく楽しくする身体運動を

行なっていくかを、個人の状況に合わせて調節していく必要があると

思っています。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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