• 朝野裕一

運動の非日常と日常

運動は、ある人々にとってはとてもハードルの高いものに思われます。

一方でとても楽しくあるいは終わった後の爽快感(一杯のビールなど)

を楽しみに積極的に運動に取り組む人たちもいます。

予防医学のところでも書きましたが、各人の取り組みとは別に、

公衆衛生的な視点といってもいいかもしれませんが、

もっと広い視点から見てみると、意外と運動に勤(いそ)しむ人の数と

いうよりは(もちろんそれも要因としては無視できないでしょうが)

どちらかというと、社会の中でどう生きるかみたいな要因が健康と関係

がある、ということでしたね。

じゃぁ、運動とかあまり気にしなくてもいいのでしょうか?

それは本末転倒というものでしょう

でも、

なかなか運動を楽しむっていうのは、ハードルが高そうでもあります。

それで他のものとくっつけて、エンタメチックに自然と運動

(歩くとか)をしている状態にするアプローチがあることも、以前

既に述べました(Pokemon Goとか)

また、

スポーツやリクリエーションなどで運動を行なっている人はある意味

日常の生活から別の時間・空間・コミュニティ(=チーム仲間など)

に身を置くことで、気分転換を図っている(=ストレス解消)と

思います。

この何れもが非日常での運動ということもできるでしょう。

これはこれでとても重要なことで、社会資本的な側面でも健康に資する

営みだと思います。

でももう一度、

なかなか運動を楽しむっていうのは、ハードルが高そうでもあります。

しかし・・・

よく考えると我々の日常に運動はもう十分組み込まれているのです。

何かの理由で寝たきりになってしまわない限りは・・・

いや寝たままの状態を強いられる人でも、実はカラダのどこかは常に

動かしています。動かす必要があるわけです。

神経難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんでも、呼吸に人工

呼吸器の助けを借りていたとしても、目を動かしてコンピュータの画面

の文字を指したりして、コミュニケーションを取ることがあります。

※世界的な物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が先日亡くなられ

ました。ご冥福をお祈りします※

日常生活動作(ADL:Activity of Daily Living)の家事動作一つとっても

実に多くの動きを必要とします。

日常にある運動ですね。

これをもう一回見直してみることは、運動に違和感や嫌悪感

(は言い過ぎか?!)を抱いている人にとっても、運動へのハードルが

下がるのではないかと思います。

これからも、

日常生活の中での運動を見直す作業を考えていきたいと思います。

(続く)

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。