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朝野裕一

ダイエットの取説:番外編〜その二

ダイエットは簡単にできます、と昨日書きましたが、そこには限定的/

理論的という注釈をつけています。

何故ならば、

ある一定の期間、理論的な原理原則に則って行えば確実に

(器質的な問題がない限り)可能だということだからです。

逆に言えば、

その限定を外せば必ずしもうまくいかないということにもなります。

ある期間内に目標とする体重までに減量すると決めれば、摂取する

エネルギーである食べ物と、消費するエネルギーである運動/身体活動

を考慮してそのバランスを保つことで、可能になるということです。

それを自分自身で行えるくらいであればもうとっくに目標は達成できて

いる、あるいはダイエットということ自体考えなくても

いいのかもしれません。

しかし、

それが自分自身でできないとなれば、減量をするための手段を外に

求めて、管理をお願いするのも一つの方法です。ジムに行くもよし、

減量の外来に通うもよし、ライザップと契約するもよしとなります。

世の中にはまだ間違った減量法を勧める情報もあるとは思いますが、

それ以外で成功をうたっている方法には、何らかの形でダイエットの

原理原則が働いている/利用している、と思います。

そうなると何が良い悪いではなく、その原理原則=摂取エネルギーと

消費エネルギーの差分を考えること、が働いているか否かだけを判断し

あとは自分の好みの方法を選択すればいいということになります。

では、どうしてダイエットを一旦成功させたにも関わらず、

その後リバウンドという形の失敗をしばしば犯してしまうのでしょう。

それを解明するには、

二つの側面からダイエットを見る必要があります。今日はその一つを

お話ししようと思います。

その一は、

ダイエットは何のために行うのか?という観点です。

健康のため?見た目を良くしたいから?前に着ることのできた服をまた

着てみたい?モデルさんのようになりたい?モテたい?・・・色々ある

でしょうし、それぞれが独立ではなく互いに関連もしているでしょう。

何れにしても、

その目的をどこに置くかによって、極端に言えばある時期だけ痩せられ

たら良いということもありそうです

ということは、

ある時期だけ痩せるための取り組みをし、それが達成できればOKという

場合もあるということになります。

問題はそこからです。

その取り組みを止めた途端に元の木阿弥、またはしばしば以前以上の

体重超過=リバウンドという結果になりがちです。

これはダイエット自体が目的となり、しかもそれは時間限定的です。

何のためにダイエットするか?が限定的な目標のもとに行われると、

いつの間にか目的と手段がすり替わることになってしまいがちです。

ダイエットは元々何かのための手段だったはずが、いつしか目的に

すり替わってしまうという、よくあるパターンにはまってしまいます。

つまりダイエット自体が目的化されてしまうわけですね。

そうなると、これはキツイ修行のような生活を送り続けるのか?

まぁいいや、として元に戻る/元より悪くなる可能性を高めます。

ではどう取り組んだら良いのか?が第二の視点となります。

つづく)

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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