医療と介護の狭間〜健康への予防
昨日のブログで、運動習慣を推進させるために焦点を当てる世代は
30〜40代の徳の女性ではないか?と書きましたが、
実は健康に監視を抱いている70代以降の方々にも体力の増進は見られる
ものの、個々に抱えている課題は色々ありそうです。
特に医療機関に通いながら身体の痛みを抱えている人などは、
リハビリテーションの対象にはならず、どうしても痛み止めの湿布・薬
あるいは注射などの対応で様子を見ていく形になっていきます。
もちろん介護を要するレベルではなく、介護保険対象でもありません。
そういう方が少なからずいることを、先日行った「運動茶話会」で
感じました。
こういういわば医療と介護の狭間にいる方々も、正しい(無理のない
範囲の)適切で継続できそうな運動の習慣を身につける意義は大きいと
考えられます。
ですから、
運動習慣づけのターゲットは成人の場合大きく二つに分かれるのでは
ないでしょうか?
30〜40代(主に女性か?)と70代以降の若干身体に不具合を感じつつ
も日常生活が自立している方々。
現在、国としても医療と介護に連続性を持たせて(ぶつ切りにならぬ
よう)、制度の改革を進めている途上です。
疾病予防と介護予防は重なる部分も大きいのですが、今の所両者で重複
している部分がある(健康教室や介護予防教室など)ので、それらを
統合して今よりもわかりやすく、誰でも受けやすい状況へ変えようと
しています。
いわゆる医療保険と介護保険の対象とされていない方々へは両者を
統合したアプローチをした方が、効果が期待されコスト(重複の
無駄)も削減できると考えているのだと思います。
そう考えると、新たな運動習慣づけを促す環境や場が創設されていく
可能性も見えてきます。
医療、保健、介護、福祉など縦割りに分割された無駄と非効率に、
いよいよメスを入れて
さらには厚労省だけではなく、経産省や文科省の象徴の壁をも乗り越え
た、総合的・統合化された取り組みが、ますます必要になってくる
でしょう。
運動科楽舎も微力ながら、運動茶話会や運動科楽塾などの取り組みを
通して、健康寿命を延ばす方向へのお手伝いができたらと思っています
今後ともよろしくお願いいたします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。