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  • 朝野裕一

捻(ひね)る理由

今Podcast番組「トーキング・エクササイズ」では、

身体の捻りの話をしています。

それも主に胸椎部での回旋に着目して話を進めています。

ゴルフのドライバー飛距離を増す要因の一つである捻転度。

身体の捻り(回旋)が起こるのは、頚椎・胸椎・股関節が主な部位です

が、中でもゴルフスウィングでは、胸椎部の捻転度が物を言います。

また、

体操床運動でのツイストなども胸椎部を起点として回転する動きです。

日常生活の中でも、寝返りや起き上がりの動きや、手を斜めに伸ばす時

振り向く時などに回旋運動が必要になります。

しかし、

普段胸椎での回旋をあまり意識することはないかも知れません。

それがどんな時に気付くかというと、車の運転で後ろを向きながら

バックする時があります。

胸椎部の回旋が不十分だとどうしても首を回す比率が大きくなり、

あれ?なんだか首が辛いなぁと感じます。首の周りが硬くなったのかな

と最初は思うかも知れませんが、

実は胸椎部の回旋が足りず、その分首に余分な負担をかけている結果だ

とわかります。

この様に、

動きの制限が起きて初めてその部分の動きを意識するということはよく

あることだと思います。

さてさて、

ではなぜそもそも捻ることが必要かということを考えてみましょう。

それは恐らく、

人類が直立二足歩行をする様になり、周囲の状況を見回すことがとても

重要になったことと、

手が使える様になり手の位置を色々な方向に置くために身体の向きを

変える必要があること、そして道具(槍など)を遠くに投げるなどの時

に、身体の捻りが重要になります。

四つ這い位の四足動物でも身体を捻る動きはあるでしょうが、獲物や敵

をいち早く見つけるための頭(目がついている)の位置を変えるのに、

身体を捻る必要はヒトほど必要ではありません。

直立位を獲得したからこその水平面での回旋=捻りという動き。

トーキング・エクササイズではしばらくその話が続きます。

お時間ある時お聴きになってみてください↓

Podcast「トーキング・エクササイズ」は毎週金曜日の午前10時に新規

の配信がされています。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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