柔らかい力、しなやかな力とは?
可動性(関節の)話をしましたが、今日はその続きのようなお話です。
力という言葉には、力強さ・力を込めて・バカ力など、そもそも強い
というイメージが伴います。
強い力です。
力には強い力と弱い力があります。
強い・弱いは物理的なものです。
しかも相対的なもので、二つの力を比べた時にどちらが強いか弱いか、
または、ある基準の力に対し強いか弱いか、といった数字で大小を表現
することができます。
我々が普通筋力に対して抱くイメージは、この強い弱いという感覚です
AさんとBさんで比べると、Aさんの方がより重いものを持てるとか、
筋力測定機器で測った数値がAさんの方がBさんの値より優っていた
とか、
体重に比べて脚力のパーセンテージが基準値(と言われているもの)
より上回った・下回ったなど。
強いことは良いことだ、という考え方です。
でこれはよく考えると、なにを行うか・どう動くかによって変わって
きます。
強ければ良い、とは必ずしも言い切れません。
そこで、ここでは別の観点をとってみたいと思いました。
強い弱いとは異なる発想です。
それが柔らかい力、あるいはしなやかな力です。
それってどう定義するの?
数値で測れるの?
などの疑問が湧いてきます。
これらを解消するには、
その前にいくつか知っておいていただきたいことがあります。
それは、
●慣性の法則(これは昨日お伝えしました)と摩擦力
●エネルギー保存の法則
●主動作筋と拮抗筋による相反神経支配
●伸張反射による筋収縮
●可動性
となります。
なんだかややこしい?!
かもしれませんが、明日以降一つずつ説明していこうと思いますので、
どうかお付き合いください。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。