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執筆者の写真朝野裕一

面で動く:2

私たちは3次元空間上での3つの面で動いていることを確認しました。

さらに身体の動きを考えて見ましょう。今日は体幹の動きに着目して

みます。

身体の正面で様々な作業をするとき、ものを持ち上げたり身体自体を

上下に動かしたり、前後に倒したりします。これ実は全て矢状面上での

動きです。

身体を上下に動かすのと前後に倒すのが同じ面上での動き?

ちょっとピンと来ないかもしれませんね。

また下手くそな絵図で示してみます

こんな感じです↓

身体を前後に倒すのが矢状面上での動き。

身体を左右に曲げるのが前額面上での動き。

そして、身体を回す動きが水平面上で行われます。

では上下動は?

これも矢状面上での動きです。

スクワットの動きを思い出してください。

重心の上下動は横から見ても正面から見ても動いていますが、その動き

を引き出す身体の動きは膝・股関節、体幹と前後に動いて成り立って

いることがわかるかと思います。

ですから、

身体の上下動も主に矢状面での動きで成り立っているということです。

それに対して、

身体を横に倒したり、大きく回したりという動きって普段あんまりして

いないなぁと感じませんか?

面で言えば、前額面と水平面です。

ラジオ体操が優れているのは、これらの面全ての動きを大きくできる

ようにデザインされてるところです

身体を横に倒したり、グル〜ンと大きく回したりしますよね。

しかも、

ジャンプあり、ストレッチ(アクティブ・ストレッチ)あり 、

なかなかどうして優れものです。

毎日ラジオ体操をやっているだけでも、かなりの身体マネージメントに

つながると思います。

さて、

身体の動きが限られた面で行われがち、ということがわかれば、

複合的な(面上での)動きを日々の運動・トレーニングに取り入れて

いけばいいということになります。

特に身体を回す動き=回旋運動は毎日どこかに意識的に取り入れた方が

いいと思います。

具体的な運動についてはまた別の機会に紹介したいと思っています。

今から始められる運動としては、身体を回す・身体を横に倒す体操。

時間がある方はラジオ体操を始めてみましょう。

そう言えば、田植え手伝いに行ったところのじいちゃんは93歳!

とてもその年には見えないくらい身体はシャンとしています。

早朝家に伺ったら、

テレビの体操を見ながら身体を横に倒す運動をしていました。

なるほどぉと、感心すると同時に納得がいく感じでしたね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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