top of page
  • 執筆者の写真朝野裕一

自分の動きをどうやって知るか?

人は皆自分の動いている様子や姿勢などは意外とわからないものです。

どんなに動きを覚えたり、トレーニングやエクササイズを行っても、

どうやって動いているか?キチンとできているのだろうか?

という疑問は常に残ります。

鏡を前にして行うことはその対策としてよく取られている方法です。

でも、視覚情報はとても大事な情報であるにも関わらず、一方であまり

にも情報が多いため、かえって動きの修正がしづらいことがあります。

修正点の焦点が分かっていないと、どこを見たらいいのかが多くの情報

の中に埋もれてしまうからだと思います。

あなたは、歯を磨く時などに目を瞑ってやりますか?それとも鏡を見て

やりますか?

自分は気がついたら目を瞑ってしていることがあります。

これは、口の中で元々見づらい部分というのもあるのでしょうが、

鏡を見て行うよりも、目を瞑って集中した方がうまくできる感覚が

あります。

口の中を見たいのにそれ以外の顔だとか口周りの視覚情報が優先されて

視角に入り、邪魔をする感じでしょうか?

時に、視覚情報を遮断した方が運動感覚を研ぎ澄ますにはいいかも

しれません。

自分の動きを客観的に見るには、

ビデオや写真を撮って後で見る方法があります。その場で鏡を見るより

も自分の動きがいかにイメージと違っているかを知るには、

有効な方法です。

こんな動きしていたの?これは自分ではない!と言いたくなるほど

イメージとずれていることはよくあります。

時間的にずれた(その場では行わない)フィードバックですね。

動きと同時に行うフィードバックとしては、音を頼りにすることも

あります。

正しい動きをしている時に信号が鳴る、逆に正しい動きから逸れた場合

に注意する信号が鳴る、両方の方法があります。

聴覚を利用したフィードバックは、動きそのものを見せる視覚フィード

バックよりも信号が一つに絞られ、やりやすいのかもしれません。

画面上の単純信号を視覚で見せる(フィードバック)方法をとれば、

修正しやすいかもしれませんが、ダイナミックな全身の身体運動では、

現実的に難しいでしょう。

同じ視覚を利用するにも、他人の動きを見ることは鏡で自分を見るより

も有効ではないかと思います。

人の振り見て我が振り直せ、とはよく言ったもので、自分では気がつか

なかった動きの特徴を知るのにとてもいい方法だと思います。

そのためには、

動きのことに意識を置く必要があります。その上で、色々な人の動きを

観察することは、とても面白く動きを知るために効果的だと思います。

街中を歩く人の姿を観察するのは、身体の動きに興味を持つ第一歩に

なるかもしれません。

ただし、

くれぐれも変な人に見られないよう、気をつけて行ってくださいね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page