• 朝野裕一

いつまでも軽やかに歩き続けるために

人生の中でいつまでも軽やかに歩き続けていくために何を考えたらいい

でしょうか?

これが今日のテーマです。

どうしてそんなことを言うかといえば、この頃特に感じるのですが、

道を歩いている人たち、特にやや恒例と思われる方々の歩き方がとても

重苦しそうで、大変そうに見えることが増えたからです。

そういう人が増えたというよりは、以前より人の歩きを気にして見てい

るからだと思います。

しかし、

そうはいっても、よく観察して見ると実際思った以上に歩き方が窮屈

そうに見える人が多いな、というのが実感です。

歩いているのがとても辛そうだなぁ、と大きなお世話かもしれませんが

見ているとそう感じてしまいます。

そして思うことは、一体いつからそういう歩き方になったんだろう?

という素直な疑問です。

ある日突然歩き方が変わる、ということはケガやある種の病気にでも

ならない限りあり得ないでしょう。

ということは、

いつしか本人も気づかないうちに変化していき、気付いた時にはもう

歩きづらくなっている、ということなのではないか。そう考えます。

だったら、

もっと前に意識的にその変化を防ぐことができるのではないか。

そうも考えます。

いつまでも軽やかに歩く、歩くのが楽しい、そんな気分になれたらいい

なと、多くの人は思うでしょう。

そのためには、

まず今の自分の歩き方を検証してみなければなりません。

でも、なにをどこでどうやって検証したらいいでしょうか?

さらに、

現状(の歩き方)を検証した上で、

なにに気をつけて歩いたらいいでしょうか?

歩き方を変えるために行った方がいいことはあるでしょうか?

様々な疑問が生じてきますね。

これらの疑問に答えるために、

まずは、重たそうに歩いている人の特徴を探ってみましょう。

なにが重たそうに感じる要因でしょうか?

いくつかあるのですが、ここでは6つほど挙げてみようと思います。

1.歩いているときの姿勢

重たそうに歩いている人の姿勢は少なからず直立になっていません。

直立とは、頭から胸、腰、股関節から膝関節を通って足先までが自然の

位置にある状態です。

顎が前に出過ぎず、背中が丸くならず、腰も曲がったりそり返り過ぎ

たりせず、膝は真っ直ぐ伸びている

姿勢が直立でないと、身体の捻りや手足の振りなどが小さくなりやすく

軽やかに歩きづらくなってきます。

2.歩幅が狭い

重たそうに歩いている人の歩幅は狭くなっています。

一歩の長さが短いということです。

歩幅が広くなればなるほど速く軽やかに歩くことができます。

3.歩行のピッチが遅い

専門用語ではケイデンス(歩行率、歩調)が小さい、とも言います。

歩行率とは、単位時間(1秒とか1分など)あたりの歩数を示します。

1分(秒)で何歩歩けたかという数値です。

これが小さいということは、1歩を出す速さが遅いということです。

先ほどの歩幅が広いと歩くのが速くなると書きましたが、ピッチが

速くなれば、歩幅が狭くても(回転数が速いため)速く歩くことが

できます。ちょっと、忙しい感じがしますけれども。

4.体幹(特に上部)の動きが硬い

1.の姿勢とも関連しますが、上部体幹(胸郭の部分)の動きが硬く

なると、上半身の捻転(捻り)の動きが制限されてくるので、結果と

して、手の振りや脚の振り出しが小さくなり、歩幅が狭くなります。

そうすると、

軽やかにある程度安定して速く歩くことができなくなります。

5.股・膝関節の伸びが制限される

股関節や膝関節の伸び(伸展可動域)が制限されると、歩幅が狭くなり

ます。結果として、

軽やかにある程度速く歩くことがしづらくなってきます。

6.足首が硬い

足関節の可動域が制限されると、歩幅が狭くなる可能性があります。

足指(足趾)が上を向く=足首が反り返る=背屈と言います。

足関節の背屈制限が起きると、歩幅を長く保ちきれずに次の足が前に

出てしまう可能性があります。

また、足を地面にしっかりと踏み込むことができづらくなるので、

結果として推進力が低下して速く歩きづらくなる可能性があります。

足趾が下を向く=足首を下に踏む=底屈と言います。

足関節の底屈が制限されたり、その力が減少しすると、踏み込んだ足の

踏み返しの力が弱まり、推進力低下につながる可能性があります。

ということで、

1〜6までの条件を改善する、あるいはそうならないよう予防する

ことで、軽やかな歩きを維持できると考えられます。

このことについて、

明日もう少し踏み込んでお話ししようと思います。今日はこのくらいに

して、今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。