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執筆者の写真朝野裕一

軽やかに歩くのに必要な条件:まとめ

ここまで、

「軽やかに歩く」ためにはどんな条件が必要かを考えてきました。

これが正解!というものではないのですが、自分なりにまとめてみたの

が下の図です。

軽やかに歩くための条件をまず大きく3つ挙げました。

★歩く前の姿勢

★歩き方:特に歩幅

★身体の可動性

そして、それぞれを満たす条件をさらに考えてみると、

身体各部の可動域と可動性(柔軟性)、身体各部の筋の作用、

様々な感覚情報が必要なことが分かります。

さらに、バランス感覚とりわけ動的バランス能力が重要なことも分かっ

てきます。

そして、バランス能力自体も実は可動域・可動性や筋の作用・感覚情報

に依存しています。

いわば入れ子状態になっています。

これは、軽やかに歩く時だけではなく、全てのヒトの動きに相通ずる

ものです。

動く前の姿勢と動いているときの動き方とバランス能力、それらを形成

するための可動域・可動性、筋出力(力・速さ・タイミングと持続時間

など全てを含みます)、感覚情報などです。

どこからアプローチしたらいいか分からなくなりそうですし、どこから

でもOKか、というとそうでもなさそうです。

ではどうしたらいいか?

私の考えでは、まず何よりも可動域・可動性だと思っています。

身体の動く範囲がそもそも制限されていては、動く範囲が限定されるの

で、自由に動くことができません。

その上で、動く前の姿勢が結構大事だとも思います。

初期値が異なれば動く軌道は変わってきてしまいます。

ヒトの動きも同様で、初動の姿勢・構えは重要です。

動いているときの感覚情報に敏感になる事も必要です。その情報を

フィードバックして姿勢や筋出力の調整が可能になります。

神経からの情報による筋出力調整が感覚情報と協働して目的とした

動きが達成されます。

※ときにはフィードフォワードを行う場合もあります※

最後に付け加えれば、目的とする動きのイメージでしょう。

それがはっきりしていないと、修正のしようがありません。

まとめるとこんな感じです↓

少しはまとまったでしょうか?

上に掲げた、

3つないし5つの条件を常に意識して、身体作りに臨みましょう !

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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