振り返る身体;補足
身体の振り返りは、スポーツでもよく使う動きですね。例えば、ゴルフ
、テニス、野球のバットを振るときなどなど。
そして、前回お話しした頚椎、胸椎、股関節以外にも振り返り(回旋
運動) に動く部位はあります。
膝で少し(脛骨の回旋運動)、足首でも実は少し動いています。
膝に関しては、脛骨(スネの骨)が大腿骨(太ももの骨)に対して、
膝が伸びていれば、回旋の動きは起きないようにできています。
しかし、
膝を曲げると、(膝90度屈曲で)内旋(スネの骨が太ももの骨に対し
内側に回る動き)で15度から30度くらい、外旋(内旋の逆の動き)で
30度から40度くらい動きます。でもこれは個人差が大きい動きです。
もう一つは、足首での動きです。
足首も実はいろんな骨と関節が関係しているので、詳しく話すと分かり
づらいので、ざっと表すと、スネの骨に対して足が内側を向く動き
(内転)で15度から25度、足が外に向く動き(外転)で5度から15度
くらいです。これも動きが三次元的になると正確な角度は計りづらい、
と同時に個人差が大きい動きです。
ゴルフのショットをすると、その終わりの足の位置などをみてみると、
膝や足首でも回旋運動が起きていることがわかります。
膝を軽く曲げると少し(90度曲げた時ほどは回りません)スネの骨が
太ももに対して回ります。
また、
足の向きを見てみると、フォロースルーショットが終わりの時、スタン
スをとった位置にとどまっていることわかります。こんな感じかな?↓
これはちょっと大げさに描いていますけれど、足の向きがずれてしまう
と、インパクトの時クラブがうまくボールにヒットしないでしょう。
最後まで足の位置を残す感じです。
というわけで、
膝を軽く曲げると、膝関節のところでも少し回旋運動が起こること。
足首も身体の向きを変える時(振り返りなど)に、動いているというこ
とも補足しておきます。
今日も読んでいただきありがとうございます。ではまた明日。