• 朝野裕一

アライメントと筋活動

アライメントについて昨日お話ししました。今日は筋活動との関係を

見てみようと思います。

骨の配列次第でその姿勢は変わります。姿勢が変化すれば骨の配列は

関節を通して変化します。

そして、アライメントを規定する因子として、重力の存在と各関節の

可動域、筋収縮の有無などがあります。今日はその筋収縮と

アライメントの関係を少し覗いてみましょう。

さて、安定した立位ではこんな感じのアライメントです。

両足ならびに片足立ちの状態です。

しかし必要な筋収縮が得られないもしくは関節の可動域が十分に確保

されていないとこうなります↓

片足で立ってみるとそれがよくわかります。

一番左は、右脚の股関節を広げる筋肉(中臀筋など)が働かず、

軟部組織(筋を含む)の(収縮しない)張力だけで支えている状態。

真ん中は、同じく中臀筋などが働かず、重心を支える脚側に乗せるため

に体幹を主に股関節で外側に曲げて(外転位で)立っている状態。

一番右側は、横向きでお尻の筋肉(大臀筋など)が働かず、重心を後

ろに預けてしまっている状態です。

もう少し姿勢と筋収縮との関係を詳しく見てみましょう。

一番左側の図が、先ほどの写真の真ん中の状態を示しています。

中臀筋群は緩んでしまっています。

左から二番目の図は、先ほどの右側の写真の状態です。やはり大臀筋

などが緩んでしまっています。

左から三番目の図は、先ほどの写真の一番左側の状態を示しています。

中臀筋群などは収縮せずにグーっと伸びきった感じで、物質(素材)

の張力だけで支えている状態です。

一番右側の図は先ほどの写真にはありませんでしたが、大臀筋などが

収縮せずに、伸びきった張力だけで支えている状態です。

一部、もうちょっと写真との比較をしてみます。

正面から見た片足立ち。股関節外転筋群(中臀筋など)を緩めてしまい

体幹を、主に股関節部分で支持する脚側に傾けて重心を保っています。

真横から見た片足立ち。股関節伸筋群(大臀筋など)を緩めて、支持

する脚に重心を乗せるため、

体幹を後ろに傾けてバランスを保持しています。

このように必要な筋肉の働きが弱い、もしくは収縮させていないために

姿勢=この場合アライメントが、変化することを示してきました。

筋収縮とアライメントも密接な関係あることが分かります。

アライメントを見る(姿勢の分析を行う)ことで、どの筋肉が十分に

働いているか/いないかを判別することができます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。