何気ない運動〜をもう一度見直してみよう
- 朝野裕一
- 2018年1月17日
- 読了時間: 2分
誰でもどこでも気軽にできる運動。

昔から運動を勧める際に言われてきた言葉です。
その利点は運動習慣づけに適している、という考えが元にあるからです。
でも結構人間って勝手なもので、あんまり単純だとこれって簡単に
できるから意味がない=効かないとなってしまいがちです。
でも本当にそうでしょうか?
一見単純な運動をしっかりできているか?考えてみると意外にきちんと
できてはいない、なんてことにもよく遭遇します。
そこでもう一度、ごくごく単純な運動のこれってどんな意味があるの?
というところから見直してみるのもいいのではないでしょうか。
そんなわけで、
今日は座って行う簡単な運動、膝伸ばし運動から見直してみましょうか

誰でも簡単にできる運動の一つです
これを少し拡大してみると、

こうなります↑
膝を伸ばすには、太ももの表の大腿四頭筋という筋肉の収縮が必要です
それと同時に、
太ももの裏のハムストリングスという筋肉のストレッチが必要で、
これが硬いと膝が真っ直ぐに伸びづらくなります。
関節は大体この様な表と裏の関係があって、 収縮する側が十分に機能
するために反対の作用の筋肉が緩む必要が出てきます。
こういう関係を拮抗する(関係にある)と言います。
大腿四頭筋とハムストリングスは膝の動き(屈伸)においては、
互いに拮抗筋となるわけです。
ちょっと難しい話になりましたね。
話を元に戻しましょう。
椅子に座って膝を伸ばす運動は、
膝を伸ばす筋肉=大腿四頭筋の筋トレになると同時に、
太ももの裏の筋=ハムストリングスのストレッチにもなる、
ということです。
ただし・・この運動を行うにあたり
しっかりと膝を真っ直ぐに伸ばす、
そのためには太ももの表の筋肉を意識して力を入れる必要があります。
そうしても膝が真っ直ぐ伸びない場合は、一つの原因として太ももの裏
の筋肉が硬くなっていることが考えられます。
注)
※膝関節の骨や関節包、靭帯などが原因で可動域が真っ直ぐ伸びない
まま固まってしまっている状態=拘縮と言います、の場合はストレッチ
だけでは伸びません※
いかがでしょうか?
そのくらい分かっているよ、
という方もいるでしょうが、
分かっているからきちんとやっているとは言えません。
もう一度単純な運動から見直してみてください。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。ではまた明日。
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