何気ない運動を見直してみよう 2
朝野裕一
椅子に座って膝を伸ばす、何気ない運動の続きです。

この状態で、
足首を反らしてみましょう。
ふくらはぎの筋肉=下腿三頭筋と言います、が伸ばされていきます。
下腿三頭筋は三の文字がついているように、三つの筋肉の総称です。
ヒラメ筋と内側・外側の腓腹筋の計三つの筋肉からなります。
二つの腓腹筋はアキレス腱から膝の裏を通って膝の上(太ももの骨=
大腿骨)に付いています。
とうことは、
足首を反らすと、この二つの腓腹筋が引っ張られて膝を曲げようとする
方向に力(伸長力)が働きます。

昨日書いたように、太もも裏のハムストリングスのツッパリで膝が
真っ直ぐ伸びないだけではなく、
膝が伸びきった状態で足首を反らすことで、腓腹筋が引っ張られ膝が
曲がってくる場合もあるということです。
膝が伸びた状態で足首を反らしたり緩めたりしてみてください。
膝を伸ばした状態を保つのが辛ければ、ふくらはぎの腓腹筋と言われる
筋肉が硬いかもしれませんね。
同時に腓腹筋のストレッチ運動にもなるということです。
簡単な運動でも、
結構その仕組みは色々な組織や神経作用の働きからできていますね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。