top of page
  • 朝野裕一

カラダの動きの自由度を保証する要素とは?

カラダを、日常生活の中で状況に応じて自由に動かすことは、

動作を安定させて生活するために必要なことです。

昨日は、

その中でも下肢の筋力と立ち上がり動作に関してお話しましたが、

それとともに、それ以前に、重要なこととはなんでしょう?

それが関節が動く範囲=可動域と

可動性(どれだけ楽に動かせるかの性質)ではないでしょうか。

可動域が制限されていると、カラダを動かす範囲が狭まったり、

重心の位置を(可動機が十分な時に比べて)自由にコントロール

できないことから、不安定な状態を強いられることに

なるかもしれません。

例えば、背骨が全体的に曲がって硬くなってしまうと、立ち上がり動作

の時に、まっすぐ上に背を伸ばして立つことができにくくなります。

ですから、

丸まったまま回転するように立ち上がることが起きるかもしれません。

そのほうが、筋力をあまり使わずとも可能だからです。

その代わり、

立った後のバランスを犠牲にすることになります。下手をすると、

そのまま前に転がってしまう危険性が伴います。

上のものを取ろうとしても、届きづらい状況にもなるでしょう。

これも、手を無理に届かせようとすると、立っている時のバランスを

犠牲にせざるを得ません。

胸椎などの回旋可動域が制限されれば、その場でクルッと振り返ること

がしづらくなり、無理に行うとバランスを崩す可能性が生じます。

安定して行うには歩を数歩踏み替えて向きを変えるという、ある意味

大変非効率な動作を強いられます。

それ以外にも、

どの関節をとってみても、その本来持っているであろう可動域を制限

されることによって、多くの動作(動き)にも制限が加わります。

筋力を考える(のもとても重要ですが、それ)以前に、関節の動く範囲

がしっかりと維持されているか?

動きに制限が生じていないか?

などを確認して改善する(できれば制限が生じる前に対応することが

重要ですが)ことを考えておく必要があるでしょう。

関節の可動域と可動性は、カラダを動かすことの自由度を決めるとても

重要な要素なんですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

閲覧数:14回0件のコメント
bottom of page