• 朝野裕一

身体が動く仕組みを知ろう;序

昨日書き損ねた部分から始めます。

一昨日、

運動を習慣づけるための一つとして、三日坊主の繰り返しの勧め

書きました。

今回は、

それとは全く別の観点から運動の習慣づけを考えてみたいと思います。

身体を動かすには、どうしてそれが動くのだろう、どういう仕組みなの

か?自分がどういう状態なのか?といったことを知ることが重要です。

多くの方が実は色々な運動をマスメディア、SNS、実際の講習などから

得ていますが、それを自分の身体の動きに落とし込んで納得がいくまで

には、決定的に足りない要素があると思っています。

それが、

身体が動く仕組みの知識です。

そんなこと知りたいわけじゃなくて、運動をしてダイエットをすること

運動をして健康に暮らすこと、痛みを軽くすること、スポーツの技量を

高めること、身体を柔らかくすることなんだから、仕組みの知識なんて

関係ないよ、という声が聞こえてきそうです。

しかし、

よくお話などを聞いていると、自分が行なっている運動が果たして何に

・どう・なぜ効くのか?についてはほとんどの方がよく知らないのでは

ないかと感じることが多いです。

また、

実践している運動が果たして正しく行われているんだろうか?という

疑問を持ちながら、運動を行なっている人も少なくないようです。

ということは、

運動のこと、身体のこと、自分の状態のことなどを知らないで、何か

良さそう!という感覚だけで、運動に取り組む人が多いということなの

ではないか?

そういう疑問が浮かんできます。

何かに役立つ、だから運動を行う。それは取っ掛かりとしては大事な

ことだと思います。

でも、

よく考えていくと、なぜ役に立つのか?という疑問の解消が伴って初め

て、納得!という感覚があるからこそ、その運動習慣は続くのではない

でしょうか?

なんだか分からないけれど良いんだよね、というのは最初は不思議感が

あって良いかもしれないけれど、そのうちどうしてかなぁ?とか、

他人に説明するときに、

こういうことだからなんだよね、という相手が納得することが必要に

なるでしょう。

信じるものは救われる、では宗教的になってしまいます。

それはそれで本人が良ければそれで良いのですが、他人を巻き込むには

やはり根拠や論拠があった方が良いなと、私自身は思っています。

とは言っても、

身体が動く仕組みをそう簡単に理解することはできません。

身体の構造を知るための解剖学や、身体の機能を知るための生理学、

身体運動を知るための運動学やバイオメカニクス、神経・脳科学、

環境との関連で人の行動を知るための認知心理学、その他諸々の学問

背景を知る必要が出てきます。

そんなことは専門家にお任せすること。確かにそうです。

しかし、

専門家の話を理解するためには、簡単な知識を必要とするでしょうし、

専門家側も分かりやすく正しい説明をする責任が出てきます。

いかにシンプルかつ正しく身体の動く仕組みを伝えるか、知ろうとする

か、伝える側と知る側双方のそれなりの努力が必要です。

その前提として、

身体が動くことへの・動く仕組みへの興味がなければなりません。

興味がないことには人はすぐに飽きてしまいます。

ではどうやったら興味を感じることができるでしょうか?

先ほど書いたように、役立ち感はその始めとしては有効な手立てかも

しれません。

そのためには、というかそのためにも、なんらかの体系化された概念と

それを伝える方法、が必要とされると思います。

これから毎回ではありませんが、身体運動を構造化して、体系化を試み

分かりやすく伝えるためのヒントみたいなことを、この場で書いていけ

れば、と思っています。どうか引き続きよろしくお願いします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。