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朝野裕一

身体が動く仕組みを知ろう;その3〜筋トレに対するイメージを変えよう(4)

筋トレの目的を知ると、

当然、どの筋肉をどうしたいのかということが関係してきます。

そのためには、

意識的にしっかりと目的の筋肉を収縮させる必要が出てきます。

☆筋肉は意識的・無意識的いずれにも反応して収縮します、が関係して

くると昨日書きました。

ここで大事なのは意識的というところです。随意的とも言います。

今どの筋肉を働かしているのかを意識してトレーニングするのと、そう

でないとでは、その効果が違ってくると言われています。

もちろん意識して行うべきなのですが、それは神経の指令を意識する、

ということに繋がります。

同時に、

ある動きを行なって筋肉をトレーニングしている時、スクワットでも

いいでしょう。

その時に、

どこの筋肉を意識して行うかにより、主に働く筋肉が違ってきます。

お尻の筋肉を鍛えようと思って行なっているのに、ふくらはぎの筋肉

ばかり使ってしまう。

よくあることです。

代償動作とも言います。

膝を曲げて重心を下げていく動作であるスクワット。

それを行う筋肉群はいくつかあります。それらが協同して行なってくれ

ればいいのですが、

中には弱い部分がサボってしまい、他の筋肉に余計な負荷をかけて行な

ってしまう、

これが代償動作。運動です。

それではせっかくの苦労が水の泡。

さっぱりお尻の筋肉が使えていないという状態は変わりありませんね。

ですから、

目的とする筋肉の収縮に注意を払って筋トレは行う必要があるのです。

意識的・随意的な運動。

もしこれができなくなってきたとしたら、その筋肉がもう疲労して十分

に使えなくなっている可能性があるので休息を入れる必要があります。

その回数は人によって違うので、一概に決められた回数にこだわる必要

はありません。

もちろん疲労しても頑張って行うと、達成感はあります。

しかし注意しなくてはならないのは、代償運動がどのくらい出ているか

です。

代償動作オンリーでその運動を行なっても、代償運動を学ぶだけです。

そこのところをよく理解して行う必要があります。

そんなわけで、

目的とする筋肉の収縮を意識しよう

というのが今回のテーマでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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