• 朝野裕一

アジリティーって知ってますか?

アジリティーという言葉があります。ご存知でしょうか?

早速調べてみましょう。

言葉の意味としては、機敏、軽快、敏捷さ、鋭敏などとなります。

私たち理学療法士やスポーツトレーナーの世界では敏捷性を伴う動き・

トレーニングを総称して言う場合もあります。

ところが・・・

もう一つ、

競技としてのアジリティーがあるんですね。私はごく最近まで知りませ

んでした。

しかも主役は犬です。

人と犬との共同作業ですが、ハンドラーという人間が指示を出しながら

様々な障害物をいかに早く走り抜けることができるかという競技で

世界大会も盛んに行われています。

つい最近BSで紹介されていたことから知ることとなりました。

番組を観ていて何よりも感心したのは、犬の敏捷さのスゴさです。

もちろんハンドラーの能力も実はすごいのですが、表に現れる犬の

素早い動きに見惚れてしまいました

特に、一定距離で立っているポールをジグザグに走る動きは、見事!

何であんなに素早く複雑に見える動きを繰り返すことができるのだろう

と感じながら、人のトレーニングでも同様のものがあるなぁと。

でもあんなに速くはできない。

ちょうど冬のスキー競技の回転を思わせる素早さです。

ここでふと考えました。

最初は四つ足動物の方が狭い範囲で一定距離に立つポールをジグザグに

くぐり抜けるのは不利なんじゃなかなぁと漠然と思っていたのですが、

よくよく考えると、

人が行う場合の方が体幹と下肢の運動がより複雑になってしまうのかも

と思いいたりました。

犬は当然四つ足動物。

ポールをくぐり抜けるために四つの足をうまく方向転換させながら行う

ことが難しいのでは?(もちろん簡単ではありません)と、

思っていました。

でも、

体幹部分はいわゆる側屈動作(左右に曲げる動き)の繰り返しのみで、

可能になります。

対して人の場合は、

体幹の側屈をあまり動かし過ぎると効率が悪くなりそうです。

下肢で方向転換をする際には、体幹部分があまり動き過ぎると、時間を

ロスするでしょう。

ある程度の角度範囲で固定して、あとは下肢の俊敏な方向転換で、

(床反力をうまく使います)素早くくぐり抜けていく必要があります。

犬の場合前足と後ろ足で方向を違えてそれに伴って脊柱がうまく呼応

して側屈運動ができます。

もちろん何度も言うように、すぐに会得できる能力ではないでしょう。

ハンドラーとともに多くの練習を積んだ成果としてのパフォーマンス

だということは承知しておかねばなりません。

それでも、同じトレーニングを積んだとしても人より犬の方が有利に

働くだろうという話です。

アジリティーはそれを観ているだけで、何かワクワクとかドキドキとか

すごいなぁという簡単とかが伴うので、スッキリ・びっくりします。

理屈抜きで面白い競技でした。

それとハンドラーと犬との信頼関係がとても伝わってきて温かい気持ち

にもなれます。

犬と人といえば、

昨日もBS-プレミアムで「家族になろうよ」という番組を放送していま

したね。

これも思わず最後まで観てしまいました。

出演していた糸井重里さん、石田ゆり子さん、小菅正夫さんなどの人柄

と言葉もとても感じるものがあって、いい気持ち(+現実の厳しさを

感じる悲しさも)になることができました。

動物と人(も動物なんですが)の深い関係性を改めて深く感じることが

できました。

アジリティーの話に戻りますが、

生活場面でも瞬時に・咄嗟に行う動作というものがあります。

日頃からゆったりと動くことと同時に咄嗟に動くことも身につけておく

必要がありますね。

とは言っても突然素早く動こうとするとケガの元ですのご注意を!

しっかりと関節の柔軟性と神経を働かした可動性を確保した上で、

そういう準備の元で、アジリティー動作に挑戦してみるのもいいのでは

ないでしょうか。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。