• 朝野裕一

身体が動く仕組みを知ろう;その5〜持久力ってなんだろう?(4)

筋の持久力のお話をしてきましたが、実際に筋の持久力を鍛える練習は

どうのようのものがあるのでしょうか?

実は、

筋肉の持久力のみを鍛えるために行う練習・トレーニングというのは、

そんなにやることがないと思います。

というのは、

他の目的の練習の中に、筋の持久力を鍛える要素も入っていたりする

からです。

例えば、

静的なバランス能力を鍛える場面においては、姿勢を保つための筋肉群

が働いており、結果としてそれらの筋の持久力を鍛えることにもなる

からです。

片足立ちの練習などはその典型です

特にふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋;中でもヒラメ筋;などは、

遅筋繊維が多く含まれている筋肉で、立っているときには常に働いて

います。

しいてそこを鍛えることを考えるとすると、爪先立ちを保つ練習、

あるいは繰り返しの爪先立ち練習などが考えられます。

これなどは、洗濯物を干すときや、上にある棚から物を撮る動作の

ときなどに、ついでに行える簡単なトレーニングです。

そのときも、姿勢には気をつけましょう。

上図の左のように、

体幹をまっすぐに保って行いましょう。

上図右のようにお腹をただ突き出すだけでも、踵が床から離れて、さも

爪先立ちをしているような状態になりますが、この場合あまりふくらは

ぎの筋肉は働いていません。というか働かなくてもできてしまいます。

もう一つ注意すべき点は、

反動をつけないことです。反動をつけると自ずと上図右のようになりや

すいので注意しましょう。

踵を床から離して爪先立ち位になるまではでいるだけ素早く行い、数秒

その位置を保持し、それからゆっくりと踵が床に着くまで戻していきま

しょう。

これらの点に注意して、爪先立ち練習を行なってください。

最初に書いたように、

筋肉の持久力だけに特化した練習というものは、あまり行うことはなく、

他の要素と絡んだ複合的な目的で行う場合が多いです。

ですから結果としては、

筋の持久力をあまり意識して行わなくても、必ず何らかのトレーニング

の中にその要素は含まれていると考えていいでしょう。

もちろん、

筋トレを行うときには、昨日も書いたように何の目的で行なっているか

をはっきりさせておく方が効果的です。

そういう場合は、

持久力の要素もあるんだよなぁ、くらいには頭の片隅に入れておいた方

がいいでしょう。

兎にも角にも、

まずは爪先立ちからやってみましょう!

きちんとやれていれば、それなりにキツいはずです。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。