朝野裕一2019年10月16日2 分手と足が複雑な構造のわけ2〜運動を科楽する第1章(12)1日空いてしまいました。 今日は足の構造についてその複雑さの理由を手と比較して述べたいと 思います。 足を構成する骨も手と同様に沢山あります。手が27個に対し足は26個 です。これはいわゆる足首(足関節=距腿関節)を除くそこから先の骨 の数です。...
朝野裕一2019年6月19日2 分素早くも動きたい!昨日、滑らかに動きたいと書きました。でもできれば、素早くも動き たいなと感じることもありますね。 サッサ、サッサと身のこなしも軽く短時間に多くの仕事量(物理的な) をこなす感じでしょうか。 もちろん、 そうするには身体の柔らかさ・しなやかさも必要になってきます。...
朝野裕一2019年4月19日2 分身体が動く本質〜歩くということ:2物体が動き始めるのにはとても大きな力が必要とされます。 それは慣性の法則という物理学的な見方からでも、車の発進や自転車を こぎだす時の最初の重たさを感じることからでも納得のいくことです。 歩き始めも同様のはずです。 でも私たちは難なく歩き始めることができています。そんなに大...
朝野裕一2019年4月17日2 分身体が動く本質〜歩くということ重力に逆らって二足直立位を保つ人類は、歩くという行為で移動をする 能力を獲得しました。 直立位を保ちながら、四足動物では後ろ足に当たる二本の脚を前に振り 出しながら、地面を踏みしめて歩きます。 体幹は立っている時と同様、直立位を保ちながら、首は前・横などに...
朝野裕一2019年4月16日4 分身体が動く本質〜立つということこれまでも機会をみては、 身体が動くことの本質について考えてきました。 こういうと、とても大げさに聞こえますが、できるだけ自分にとって 理解しやすく、そして人にわかりやすく伝えるために、考えることは とても大事なことと思っています。...
朝野裕一2019年3月9日3 分身体が動く仕組みを知ろう;その4〜バランス能力ってなんだろう?(3)歳をとってくるとバランス能力に自信がなくなってきます。 かくいう私自身がそうです。 例年より早い雪解けをみる北海道旭川市ですが、依然として気温の低い 日もあり、溶けた雪が凍ってツルツル路面がまだ残っています。 そういう道を歩いていると、どうにも歩が進まないときがあります。...
朝野裕一2019年3月8日2 分身体が動く仕組みを知ろう;その4〜バランス能力ってなんだろう?(2)今日は動的バランス(能力)のお話です。 実は、 静的なバランス能力に必要な要素;可動域・可動性・筋力・感覚入力 などが動的なバランス能力にもそのまま当てはまります。 ただし、 床(地面)から受ける反力=床反力の調節が静的なとき以上にとても 重要になってきます。...
朝野裕一2019年1月18日3 分歩きと走りをもう一度考えてみましたこれまたいつものように、前にも書いた内容をもう一度考えてみる、 です。 今日は、歩き(歩行)と走り(走行)について。 両者の違いはなんでしょう? 何によりも走る方が速く進む、ですね。確かにその通りです。 他に大きな違いってありますか?...
朝野裕一2018年8月30日2 分踏むことだけを考えてみる〜走り幅跳び編引き続き、 踏む・踏み込む・踏み切るという足を地面に接する瞬間の話です。 歩く、競歩する、速く走る、長く走るなどで地面の踏み方は異なって くるのではないか? という話をしていました。 陸上競技は、人間の基本的な動きの全ての要素を含む競技で、 ヒトの動きの集大成とも言えます。...
朝野裕一2018年8月12日2 分足でバランスを保つ:2〜足裏の感覚今日は、足でバランスを保つもう一つの仕組みについてです。 それは、足裏の感覚です。 足(裏)は地面や床に接している唯一の部分です。 足には多くの骨と関節があります (参照)。 何故ならば地面(床)から受ける力(床反力)を微妙に調節する役割が あるからです。...
朝野裕一2018年1月12日2 分遠くに跳ぶ高く跳ぶとは違い、遠くに跳ぶ。 前に跳ぶ、後ろに跳ぶ、横に跳ぶなど方向は色々でしょうが、 上に(高く)跳ぶのとは明らかに違う跳び方になりそうですね。 今回は前に遠くに跳ぶには? を考えてみました。 わかりやすくするために高く真上に跳ぶ動きと比べてみましょう。 その場で、...
朝野裕一2017年12月1日2 分補;雪・氷の上の歩き方冬道の硬い雪や氷の上を転ばずに歩く方法を昨日は述べました。 今日はその補足です。 足を地面に垂直に真上から足全体で接地する歩き方が、転びづらい 話しをしてきました。 理由は、地面を押す力の向きです。真上から垂直に足を降ろすことで...
朝野裕一2017年10月24日3 分踏み込む/踏み切る歩き始めて一定の速度で歩いている時、あるいは走っている時、足と 地面との間に働く力はどうなっているのでしょうか? 特に速く進むといえば走る、となりますが加速して歩を進めて行く時、 よく言われるのが地面を“蹴る” という言葉です。...
朝野裕一2017年10月23日2 分踏み出す力何事も一歩前に踏み出すには、それなりの力と勇気がいります。 ここでは終始、力学的な面をお話ししてきました。 今日もその続きです。 足を踏み出すということは、踏み出す足を浮かして前に出す動きを 伴います。つまり片足立ちになる瞬間があるわけです。...
朝野裕一2017年10月22日3 分踏む力人は立っている時、床(地面)を踏んでいます。その踏む力に対する 反作用として床(地面)反力が働くことをお話ししました。 もう一度お示ししますね。 上の図のように、立っている時(ここでは左右均等に体重がかかって いると仮定します)、重力の影響で床を押す力が両足からそれぞれ...
朝野裕一2017年10月21日2 分踏む人重心、支持基底面、床(地面)反力、圧力(足圧)中心など、 聞きなれない言葉の意味をお伝えする前に、実際にある場面から徐々に お話していこうと思います。 というわけで今日は踏む(踏んづける)人です。 ヒトが立っている時、足で地面を踏んでいます。 歩き出しても踏み続けます。...
朝野裕一2017年10月20日1 分跳ぶ人上に高く跳ぶ、前に遠くへ跳ぶ、道具を使ってもっと高く、 障害物を跳び越える、ピョーンと飛び跳ねる、下に跳んで降りる。 人は色々な時に跳びます。 今日は跳ぶ人です。 先ほどの動きは全てオリンピック競技にある種目ですね。 できるだけ高く跳ぶ走り高跳び。...
朝野裕一2017年10月16日3 分歩く人2人は時にはいろんなところを、歩いて移動します。 今日は、歩いている時の重心はどうなっているのか? を見てみましょう。 歩き始めについては昨日書きました。ちょっと難しい話だったかもし れませんがいかがだったでしょうか? 今日も少しややこしいかもしれませんが、しばしお付き合いく...
朝野裕一2017年10月16日2 分歩く人人は移動するために歩きます。 歩くとき、歩き始めるとき、歩いているとき重心がどう動いているのか? 重心と床(地面)反力の関係など、色々難しいこともあります。 あまりややこしくない程度に、面白さを見ていきたいなと思います。 重心ってそもそも何だろうか?...