• 朝野裕一

重力と姿勢、抗重力筋

重力と姿勢および抗重力筋のことをもう少し。

もう一度この絵をご覧ください。

(★上記画像題名:Elements of process of human evolution Vector引用先:

Free EPS file Elements of process of human evolution

Vector download

より)

進化の過程で、

人類が重力に抗(あらが)って?二足直立位になったわけですが、

その過程の姿勢を見ると、前に丸まったような姿勢を取っていますね。

そこから重力に対抗する力→抗重力筋などによる;によっていわゆる

背筋の伸びた姿勢を維持できるようになったわけです。

しかし、

この重力に逆らうような力が弱まるとどうなるか?

これが丁度前回お示ししたような背中が丸まった姿勢になる場合がある

というお話でした。

しかしみんながみんなこのような姿勢になってしまうわけでは

ありませんし、

子どもや高齢の方でもむしろ逆に反り返るような姿勢を取って、

重力に押しつぶされないようにすることもあります。

上から掛かる押しつぶそうとする力に対して、前に丸まるか反り返って

対抗するかの違い、と簡単に言うとそういうことになります。

反り返る姿勢は、

スウェイ・バック(sway back)と言われていますが、実はこれも

色々なバリエーションがあって、

単に反り返りといっても背中側の筋肉が強く働いているのか?

緩んでいるのか?によって身体の状態は異なってきます。

面倒くさいですね。

でも本当に見かけの姿勢だけでは一見同じように見える現象も、

その内実は全然違う状態である(身体内部から見ると)ことが

あります。

そこで、

まずはもっと大きな視点で見てみようと・・・

上から押されたら潰れてくる、

と言う物質的な側面から見たお話をしています。

それに逆らう?ためには反発するための力が必要、それが抗重力筋と

言われているものです。

抗重力筋は、

重心の位置がどこにあるかによって働きかたが変わるのですが、

重心の後ろ側にあるときに働きます

代表的な抗重力筋が脊柱起立筋群(背中の筋肉)と下腿三頭筋

(ふくらはぎの筋肉)です。

これらの筋肉を立っているときに使っていると言う意識はもうちょっと

持ってもいいのかなと思います。

座ってばかりいると身体活動量が減ってよくないと言われますが、

一つにはこのような重力に抗する抗重力筋を使わなくなることが

問題の一つであると思います。

さて、

皆さんも長く座る姿勢を続けなければならない時は、一度立って

腰を反らして見たり(筋トレではありませんが)、

爪先立ちをちょっと行うとか、

そのあたりからでも身体運動になると

思っていますので、重くなりがちな腰を持ち上げてみませんか?

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。