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  • 朝野裕一

カラダの動きと学びの関係〜関節可動域編

昨日関節可動域の話をしましたが、

カラダが硬い人が可動域の練習をしたらどれくらいの時期でどのくらい

改善するのでしょうか?

もちろんカラダの硬さの程度や原因、その人の背景(年齢や運動習慣

の有無などなど)によるのですが、

すぐに柔らかくなる!というイメージはあまりわきませんよね。

なので、これまたすぐに諦めちゃうとなりそうな気がします。

実際には、

地道にストレッチなどを行なっていれば、ある程度の改善は見込まれる

と言えます。

しかしその目安がなかなか難しいし、結果として現れないとやる気を

失ってしまう、ということが予想されます。

ここで話を少し変えます。

人が物事や技術などを習得したり知識を学習したりするのには、

ある程度決まったパターンによってその学習効果が現れてきます。

これをグラフ化して見せたものを学習曲線と呼びます。

横軸に学習に費やした時間、縦軸に学習効果や程度を取って、曲線で

表すものです。

学習曲線には色々なパターンがありますが一つの代表的なパターンが

S字曲線型です。

横軸・縦軸のスケールは省略していますが、横軸が学習時間、縦軸が

学習効果です。

さて、もう一度関節可動域の話に戻りましょう。

関節可動域の改善の経緯はこのS字型の学習曲線に似ているのでは

ないか、と思っています。

ストレッチなどをやり始めてすぐに改善効果が客観的に(主観的には

伸びた感じがするという意味で効果を感じるかもしれませんが)は

現れず、しばらく我慢して継続しているとある時からグッと伸び、

またしばらく経つと変わらなくなる

いつまでも筋肉などが伸びていくということはあり得ない、しかも

関節の可動域には限界があるので、その段階で頭打ちになります。

そうでないとかえって困ります。

この(変化を認めない)時点でその効果を保持できればいいわけです。

そう考えると、

結論というか何を言いたいかはお分かりかと思います。

関節の可動域いわば柔軟性の改善には、初めは効果が出ないかも

しれないけれど、やり続けることが必要なんだなということが。

どうか諦めずに日常毎日できる工夫をして、継続の効果を確かめて

みましょう!

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

日常毎日できる工夫も考えてみますね。ではまた明日。

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