身体の動きについて考える;柔軟性5〜ストレッチした後に Day24;身体メンテナンス100日プロジェクト
- 朝野裕一

- 4 分前
- 読了時間: 2分
昨日(Day23)の続きです。
関節包などの筋肉以外の軟部組織の伸長には、
持続的な低負荷ストレッチが有効という話をしました。
しかし、実はそれだけで全てが解決されるわけではありません。
昨日の例に戻りますが、
スキーのインストラクターで、
前十字靭帯の再建術を行った方の話です。
重力を利用した低負荷持続的ストレッチで
膝の可動域は徐々に改善されていった、
というところまでお話ししました。
実際は、そのストレッチの後に何が起こるかというと、
膝の伸展がしづらくなるという現象です。
長い時間ズーッと曲げているので、
直感的にも伸びづらくなるというのは理解できるかと思います。
そのままにしていると今度は伸びづらい、
しかも翌日には曲げづらさも戻ってくる、
結果的に膝の関節可動域は減少していってしまいます。
なので、ストレッチ直後にマイルドに
膝の屈伸の可動域練習を他動的・自動的に行います。
それによって、
その日の膝の有効な(機能的な)運動範囲が決められます。
これを繰り返していくことで、
初めていわゆる「使える膝」(機能的な膝)を
獲得することが可能になります。
よくありがちなのは、
目標角度に達するように我々のようなセラピストが
他動的に強制して可動域練習を行うケースです。
しかし先ほども述べたように、
その直後の膝はといえば、
伸びづらいし伸ばしたらまた曲げづらいという状態、
言い方は悪いですが、「使えない膝」を
作ってしまいます。
要は何のために関節可動域練習や、
ストレッチを行っているか?
そこを認識していないと、
勘違いを起こしてしまう危険性があります。
何(の組織)を伸ばし(動かし)ているのか?
何を目的(何のため)に伸ばしているのか?
その方法として適切なものを選んでいるか?
この3つを常に考えながら、
ストレッチなどは行わなければなりません。
ちょっと講義的な話になりましたが、
覚えておいてほしいことなので、
述べさせてもらいました。
ちなみにスキーインストラクターの方は、
その後無事に元の活動に復帰することができました。
ではまた明日。



コメント